「液タブって2つ目のモニターとして使えるの?」
「あれ絵を描くこと以外に使い道あるの?」
液タブと言えば、メインの用途としてデジ絵を描くためのモノ。
普通の液晶モニターにはない、独自機能が備わってるんだよね。
そんな液タブだが、もちろん一般的なモニター代わりに使うことは可能。
絵描き以外でサブディスプレイの役割は、なかなか影響がデカいよ。
単純に便利だけど、本来の用途はお絵かき用だということ忘れてはならない。
モニターメインの使い方になると、液タブである意味が全くないからな…。
自分で書いてて耳が痛すぎる。
液タブは”描く要素”に特化したモニター代わり
液晶タブレット、略称は液タブ。
PCでお絵描きをしたい人にとって、よく使われる道具の一つ。
専用のペンを使って、筆圧の強弱をつけながらデジタルの絵を描けるデバイスだ。
直接画面が手に触れるので、タッチ式と思われやすいが製品による。
これについては、タッチ・非タッチ両方あるけどまだ後者のほうが多い気がする。
もちろんPCに接続すれば、液晶を通じて画面が出力できる。
画面を出すだけなら、普通のPCディスプレイと原理は全く同じなのよね。
なので、一種のモニターとして利用することは可能。
HDMIで接続するのがよくあるパターンなはず。
一番イメージしやすい使い方は、メインディスプレイに参考資料を映し…。
手の近くに置いた液タブには、ペイントソフトを立ち上げて描くという感じかな。
液タブ単体の人もいるけど、資料を見る必要が無ければそれでもおk。
あるいは紙の資料を別途用意するとか。
というのが一般的な使い方だね。
単純にデュアルディスプレイ化できるのは、結構ありがたいメリット。
液タブは描かないときも、サブディスプレイとして色々使えるものだ。
これはこれで便利なので、そういう使い方も良かったらしてみてね。
ただ一点注意なんだけど、本来の目的から逸脱した使い方なので…。
絵を描かないなら、全く液タブである必要はない。
液タブはそういう使い方が本来の姿じゃない
事実として、液タブはモニターの一種。
なので、他で売られるモバイルディスプレイなどと同じ働きはできるよ。
PCと液タブをケーブルでつなげばいいだけだから。
ただし、これが本来想定している液タブの使い方では全くないのよ。
そりゃそうなんだけど。
液タブは一般的なディスプレイと、いろんなところが地味に違う。
一番顕著なのは、画面にペンで直接書き込む動作をするために筆圧検知。
あと色味を正確に映し出す色域の2つかな。
後者は他のディスプレイでも高性能なのがあるが、前者は液タブ以外に必要が無い。
そのため、ここが値段を吊り上げる一つの要因にはなる。
しかもそれ以外は、ぶっちゃけ普通のディスプレイのほうが色々有利。
接続端子の豊富さや、画面本体のメニューの豊かさなど。
値段で考えると、明らかに液タブ以外のほうが圧倒的に良いんだよね。
基本的に、単なるモニター代わりで液タブを選ぶ理由がそもそもない。
サブディスプレイとして使えるのは、あくまでもおまけ要素。
だと吾輩は思っております。
あれば便利なのは変わらないんだけどね。
サブディスプレイ化したときは絵と向き合ってない時間
我輩、確か今から一年弱ほど前に液タブを購入したのです。
XP-PENのInnovator16ちゃんで、すごい気に入ってるんだけどね。
とにかく当ブログ以外に、将来自分の武器になるスキルを磨きたくて。
デジタルイラストに興味が湧いたので、大枚はたいて用意したのよ。
手に入れて半年くらいは、好きな絵師さんのイラストを模写して練習しててさ。
へたっぴながらも、それなりに楽しくできてたのは良い思い出。
でも今年の4月から勤めてる会社で異動を受けて、慣れない仕事に苦労してたの。
職場のおばさんとの軋轢も増えたし、心の余裕が全然でなくて。
更にプライベートでも悪いことが起きまくってて、意気消沈の期間が長めだった。
するとイラストの練習も6月以降、ぱったりやめちゃったのがもったいない。
なんだかんだブログのほうはずっと手入れしてたんだけど、こっちは習慣化してたから。
その間、液タブちゃんはずっとサブ画面として働いておりました。
ある時はYou Tube、またある時はどこかの個人ブログやゲームの攻略サイトばかり。
ペンを握らなくなった我輩が、本来の姿とは違う使い方をしてたにもかかわらず。
彼は一生懸命、吾輩の言うとおりに画面を映してくれてたんだよ。
決してこの使い方の専門ではないのに。
折角液タブちゃんを家に招待し、吾輩のスキルアップを手助けしてくれる…予定だった。
しかし持ち主の吾輩による怠慢のせいで、全く活躍できないまま時が流れる。
いつしか液タブちゃんはこう思っていたはず。
「こんな使われ方のために、ここに来たわけじゃないんだけど!?」
と。
つまり、液タブを用いて絵を描かない時間は大体このパターンになってしまう。
デジタルイラストの腕を上げる、という目的に向き合えていない。
残念ながら、制作や練習を続けられない人間には無用の長物と化してしまうのだ。
もちろん使ってないときも、絵のことを勉強しているならば話は別だけどね。
たいていはそうじゃないから。
たまにサブディスプレイとして使う分には、まぁ悪いことじゃない。
これが常態化する=絵と向き合うことを放棄しているのが問題なのだ。
板タブ所有者でもほとんど同じことがいえると思う。
そう、この液タブを手に入れてからの1年間の吾輩はダメダメだった。
新しい仕事で大変とはいえ、それ以外はなんだかんだ恵まれている環境だ。
職場については、同じ部署の人は優しく教えてくれるしフォローもくれる。
厄介なのはむしろ他部署の人間たちだけ。
そしていまだに実家暮らしなので、ぬくぬくしていると言われれば否定はできん。
通退勤の時間消費があるとはいえ、それからの自由時間は他と比べても多いほう。
ブログに時間を割いていても、イラスト練習する時間はまだまだ捻出できるよ。
それをわかっていながらも、半年ほどイラストに正面からぶつかれなかったのは甘えだよ。
液タブを持っているうえに、すぐ練習できる環境がありながらもったいない話。
同じような状況の初心者、結構多いんじゃないかな。
精神的にやられているわけでないならば、目の前の液タブにペンを走らせてあげようよ。
イラスト、描けるようになりたいよね?
もちろん、人によって生活スタイルや使える時間が全然違うのは当たり前。
特に体調が悪いときとかは無理せず、先に休むことを優先すべきだ。
でもそうじゃなく、少し余裕があるときこそデジタルイラストへ向き合う。
一時でもやるぞ!と決心した人なら、決して再起は難しくないはず。
消えかけた熱意を、またちょっとずつ燃やしなおせばいい。
そうすれば、液タブの性能を腐らせることなく発揮できるし。
自分にとっても、自信をもって使える一つの特技になる!
液タブのサブモニター代わり 本来ある姿か?
とまぁ、そういうわけで液タブはモニター代わりに使えるシロモノ。
普通にPCの画面を映す目的として、問題なくご使用いただけます。
ただし、あくまでも液タブはデジタルイラスト用のツール。
本来は画面にペンを走らせ、絵描きの技術を上げるための道具だということ。
これを忘れると、ただの3日坊主になる恐れがあるしもったいないよ。
吾輩自身に対してもそうだが、一度決めたらある程度形になるまで仕上げたい!
そこまでいけば、どこかで自分にとって強力な武器に変わるかもしれない。
絵だってみんながみんな、サラッと簡単なものでも描けるわけじゃないしね。
逆にそれができたら一目置かれるかもよ?
だから液タブはモニターとして使ってばっかりじゃダメ。
そういう使い方も一応あるよってとこだけ、忘れないようにしなきゃ…。
今回はここまで。
最近上記のことをじっとり考えてたから、ちょっとずつ練習を再開しました。
後はYou Tubeの解説動画も見ると、やる気につながるからぜひ見てくれ!
その人たちも、吾輩ら迷える子羊に光を照らしてくれる存在なのだから。
あれ、液タブに映ってるのはお絵かきソフト…じゃない…。