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同族経営の企業は説明会が”ブラック臭い”と感じた就活の頃の話

  • 2018年10月17日
  • 2019年10月12日
  • 体験談

 

就活をするときって、多くは会社説明会に出向く。

そこでその企業の表面的なことを説明され、あるいは聞く側が質問をしたりする場。

内容は企業の特色によって大分様変わりする。

 

Omochiも現在働く会社に決めるまで、色んな説明会に出たことがあるよ。

この中でも何か所か、いわゆる”家族経営”の会社に行ったことがある。

ただたまたまだったのかどうか分からないけど、説明会の時点でブラック企業っぽい雰囲気が…。

もしかしたら家族で経営する企業は、ちょっとはずれが多いかもしれないと感じた話をするよ。

特に新卒で就活する人は、よーく注意して説明会を聞いてほしいな。

 

 

働くんだったらブラック企業は嫌だよね?

 

国民の三大義務の一つである“労働”

殆どの大人は形態がどうであれ、何かしら働いているよな。

大半の人はどこかの企業に勤めているだろう。

 

楽しいことや嬉しいこともあるけど、残念ながら我慢することのほうが圧倒的に多い。

生活や人生を潤すためのお金を得るっていうのは、厄介なことを強いられることがしばしば。

 

まだこの時代、大学生だったら在学中に就活をする人が圧倒的かな?

もちろん俺も一般的であろう流れに倣い、大学3年生の3月~4年生の半ばまで行動してたよ。

一応売り手市場と呼ばれていた時とはいえ、お祈りは日常茶飯事でしんどかった…。

まぁそれはいいんだ。

この就活中、幾度となく興味を持った会社の説明会に参加してきた。

多くはこの説明会に参加しないと、選考を受ける資格が得られないから。

だから行ったこともない駅や、慣れない会社のビルに入っていったことを思い出す。

緊張したなぁ…。

 

この説明会の中に、件の家族経営の会社もいくつかあった。

正直今よりも社会を知らない当時の自分だったが、それでもなんかヤバそうと思ったことがいくつかある。

このヤバそうというのは、要はブラック企業っぽいっていう直感だな。

実際にそこで働いたわけではないが、その前段階でも怪しそうな空気って意外とわかるものだよ。

もしあなたが就活をして企業説明会に参加したときに、そこが家族経営だとわかったら…。

ちょっと警戒心を強めにして、相手の話を聞いて判断してほしい。

とんでもない会社に就職しないために…。

 

 

 

他の会社と比較すると直感で感じる違和感が強め

 

もちろん日本に存在する全ての家族経営の会社がブラックというわけではない。

けど、なんとなくでも相対的に多い割合じゃないかと思っているのね。

何故かっていうと、会社の担当者がしてきた行動が他の会社と違う部分が多かったからだ。

なんていうのかな、囲い込もうと必死な姿勢がちょっと異常だったというか。

 

一般的にブラック企業と呼ばれる会社は、社員の入れ替わりが非常に激しい。

あまりにもきつすぎる仕事量や、性格に問題がある上司等のおかげで…。

新しく入ってきた人が病んでしまい、全然会社に定着せずに去ってしまう傾向が強いよね。

当然だ。

誰だってさばけない量の仕事を押し付けられ全然帰れない。

あるいは仕事をしていると、ずっと相手を攻撃するようなタイプが上司にいれば働きたくなくなる。

それで精神や身体を壊してしまっては、全く元も子もないため人が定着するわけがない。

 

もちろんこの割合は会社によって変わってきて、全身ブラックからところどころブラックまで様々。

ただ俺が説明会に参加した会社は、どちらかというと全身ブラックっぽい雰囲気がしてたよ。

それがことごとく家族経営の会社だったもので、正直気を付けたほうがイイなと思う。

働くのであれば誰だって少しでも良い企業で働きたい。

ただその願いが届くこともあまり多くなく、特に会社は入ってみないとわからないことも確かに多い。

それでもその前段階でわかることがあれば、自分での判断材料になるのでやっぱり注意したほうがイイ。

ダッフィー
働くってのはやっぱり大変なことらしいな。みんなよくやつれている気がするぞ。

 

 

囲い込みの必死さ、社内制度の怪しさなどなど…

 

細かい数字までは覚えてないけど、俺が就活中に受けた説明会の数は多分20~30か所ほど。

その中で家族経営だった会社は確か2か所あったかな。

具体的な会社名は伏せるけど、どういうところだったかかいつまんで説明しよう。

 

 

①同族経営の専門商社は、社長に対する社員の敬意が怖い

 

まず一つ目は専門商社。

何の製品を専門にしているか忘れたけど、確か科学薬品系だったかしら?

説明会の中で受けた人数は10人ほど、会社側の人は6人くらいいた。

進行担当の人事、いくつかの部署の部長に加えて社長が出席。

 

内容自体はいたって普通なものだった。

会社の概要や事業の説明、色々社内制度を説明したりといった具合。

途中で1テーブルごとに社長が回って、就活生と質問をかわし合ったりなんてこともあった。

まぁ内容は別に良かったんだよ。

 

ただ気になったのが、要所要所での社員の行動というか言動。

ちょくちょく社長に話を振るのだが、その振り方がかなり違和感を感じた。

なんだろうね、こう普通に抱く敬意を100倍に無理に引き上げた状態で話すような。

社長がしゃべり終わったら、そこにいた社員全員が大声で感謝を述べたり…。

しまいには就活生にもその感謝の言葉を強要してきたりね。

社長自体見た限りは性格に難がありそうな感じはなかったけど、あれは表の顔だったのか。

裏の顔は社員を怒鳴り散らし、うだうだ文句を言うタイプなのかは俺にはわからなかった。

ただあの社員の無理やり感満載な態度を見ると、かなりのワンマンって感じだったのかな。

何か不服を買うととんでもないお仕置きが待っているとか、恐怖政治の表れだったのかもしれない。

 

その社員の反応を見て俺は結局次の選考には参加しなかった。

俺自身もなんだか恐ろしくなったし、ああいう感じに染まってしまうのがちょっとね…。

ヴィーゼ
人間が洗脳されている感が伝わってきたって、妙にぶるぶるしながらこっちに言ってきたね

 

 

②説明会参加の電話がしつこすぎ、評価制度が怪しさ満点

 

個人的にこれはアカンやろと思ったのはこの2つめ。

こっちも専門商社で事務用機器を扱うところだったかな。

 

まず何よりも気になったのが、説明会に参加する前に何度も電話がかかってきたことだ。

リクナビとかマイナビからエントリーして、大体説明会の参加日程のページがあるんだよね。

そこで都合のいい日を選んで後は当日に行けばいいっていうのが、基本的な会社説明会の参加方法。

もちろんここも日程を選んでそのまま置いていたのだが…。

何故か何度も何度も自分の携帯に電話がかかってきたんだよね。

内容は全て、この説明会にちゃんと参加してくれるか?という確認の電話だった。

後にも先にもここの会社だけ、そんな電話を何度もしてきたから正直めんどくさかったな。

 

もうこの時点で説明会に参加する意欲がかなり減っていたのだが…。

直接参加すると電話で交わしてしまったため、無断キャンセルは気が引けた。

だから期待してなかったけど、とりあえず説明会には参加したよ。

 

こっちの場合、人事担当?でもなく一応どっかの部署の管理職1人が進行していた。

ただその人、説明開始からすぐに自分の身の上話を始めて社長の息子だということが分かった。

本題の会社の中身に入る前の、父親の自慢話が凄く長く本人は誇らしげだった。

別にそれを聞きに来るために来たわけではないのだが、当の本人はお構いなしにしゃべり続ける。

 

ようやく父親の自慢話が終わったら、今度は自分語りを始める始末。

昔はダメだったけど、父の会社に入れてもらってここまで上り詰められたとか知らないし…。

あと説明の仕方が下手なうえに、終始テンパり気味だったもの引っかかる。

あれくらいの年の人なら、ある程度人前に出る経験もあっただろうから慣れていてもおかしくないはず。

この時点で黄色信号だったか。

 

長かったけどやっと会社の中身の話に入ってくれた。

しかしここでも気になった点があって評価制度についてだ。

商社だし殆どの社員は営業なのだが、聞いても上がるハードルが高すぎる評価制だったんだよね。

一月のノルマを長い期間超え続けると評価は上がるのだが、一回でも下回ると即リセットらしい。

これによって、殆どの営業担当は一番下か上がっても1つ上程度らしく全然高ランクの人が居ないとか。

このノルマによって、かなり月給の増減が激しい。

だからベースとなる基本給は低く、インセンティブにあたる営業手当の比重が非常に高い会社だった。

よってノルマが越えられない場合、もらえる月給は一般的な水準より大きく遅れを取るのは想像に難くない。

具体的な給料の数字は説明されなかったものの、これは一般的にブラック企業の手口に似ているかもと思ったのね。

 

進行役の人といい。会社の説明に全然魅力も感じなかったのでもちろん選考は参加しなかった。

後でネットで調べてみたら、口コミにはあまりよろしくない内容が書かれていたよ。

一部には「完全な同族経営で、管理職含め社長に意見をする人が全くおらずワンマンすぎる」

なんていう意見もあったくらい。

というか進行役の息子さんが、全然尊敬できそうなタイプの人間ではなかったからな…。

たった2時間くらいしか会っていなかったとはいえ、そこまで思わされるレベルはそうそういない。

 

結局紆余曲折あって、今の会社に流れ着き働いている。

勤め先だって部署によってはやっぱ黒いところもあるけど、今のところは結構ホワイトよ。

それでもしんどいことには変わりないけど、程度の問題かしらね。

 

 

家族経営の会社は違和感を感じやすい その直感は大事に

 

まぁあの時引いたのは、たまたまヤバそうな空気が出ていた会社ってだけだったのかもしれない。

さっきも言ったけど全ての家族経営の会社が駄目ではないけど、やっぱり怪しい雰囲気は感じる。

特に2つ目の会社は中々強烈で、今でもあの時の説明会は他のとこより覚えている。

それだけ強烈に自分に写り、良くない意味で印象が強かったんだと思う。

だから家族経営だとわかった時点で、一層警戒しながら話を聞いてみることをお勧めするよ。

 

重要な役職に社長以外の家族が着くと、やっぱり振り回されることは多いだろう。

どうせ振り回されるなら、少しでもマシなほうへ転んでほしい。

そのためにも就職する会社は分かる範囲をギリギリまで調べておくべきだ。

役に立たないといっちゃ失礼だが、社長の息子にこき使われたくないし。

 

 

今回はここまで。

学生で今よりも更に世の中を知らないとはいえ、さすがに引っかかる時はある。

説明会は眠くなりやすいけど、自分の人生に関わってくるからよく見極めるための材料にしてね。

 

えっと、なんかコレジャナイ。