記事公開日:2019年5月7日
最終更新日:2025年2月28日
「”普通”じゃ満足できない、ジョーカーファンのあなたに贈る至高の一丁」。ペルソナ5大好きっ子なら、誰もが驚くアイテム。
彼が作中で愛用した初期装備のハンドガン、その名はトカレフ。
今回はKSCがモデルアップしたものを、骨の髄まで観察していこう。ちなみにこれ、普通のトカレフじゃないものを手に入れた。
ジョーカー仕様の拳銃だよ。
ペルソナ5のトカレフ拳銃
まず正式名称TT-33(以下トカレフ)といえば、割と知名度が高いハンドガンの一つ。まぁあまり良くないイメージで、なんだけどね。
日本ではヤクザから引っ張りだこで、創作物でも悪役が使う拳銃という感じ。とにかく存在そのものがアウトロー。
そしてちょっと話が飛ぶけど、アトラスが開発した青春RPGの金字塔である”ペルソナ5”。
本作の主人公であるジョーカーは、黒い要素を併せ持つダークヒーロー。そんな彼が使う拳銃と言えば、まさにこのトカレフがうってつけ。
細かく言えば、ダークヒーローの側面を持つ怪盗が正しい。
コイツを一種のファンアイテムとして、おもちゃの拳銃として製品化したのが、国内エアガンメーカーのKSC。
もともとトカレフ自体をラインナップしてたけど、バリエーションモデルとしてジョーカー仕様のモノが発売されたんだよ。
ここではソレについて、たっぷり隅から隅までレビューしていく。
THE PHANTOMの名にかけて。
レビュー開始
早速外箱なんだけど、このトカレフはペルソナ5プレイヤーに向けたファンアイテム。ということで、デザインから既に凄まじい。
ゲームイメージカラーである、レッドとブラックのツートン。銃本体は写真じゃなくシルエットにしているのは、怪盗要素からだろう。
もうコレを見るだけで、ゲーム中の画面がたくさん頭をよぎる…。かっけえ…。
フタをパカッと開けると、グレーの型抜き発泡スチロールに、本体やマガジン等の付属品が入ってる。ちなみに取説は、ノーマルトカレフと同じ。
本トカレフの全体像。通常モデルだと、全て真っ黒にされてる。こっちはグリップがブラックで、ボディはグレーに染め上げられたもの。
シルエットそのものは変わらず。
残弾が無くなると、スライドがここで止まるホールドオープン。内部に隠されたインナーバレルは、冷たくキラリと銀色に輝く。
スライドの刻印は、コラボアイテムなので完全オリジナル。まず、左側面に大きく彫られているのは、写真の通りだ。
「THE PHANTOM」というのは、アニメ版ペルソナ5で使われた主人公率いる怪盗団の名前。今や実質、コレが公式の名前になってるよ。
弾薬は実銃と同じ7.62㎜トカレフ弾の文字、TRICKSTARは意訳すると、運命を破り物語を展開する者を指す。まさに作中の主人公そのもの。
そして右端にあるのは、怪盗団のトレードマーク。主人公の学校内にある教室では、後ろの黒板にコレを描くとNPCから反応される。
ちょっと後ろに目を向けると、本体にはシリアルナンバー。更にKSC製であることを示すシールがペタリとくっついてるね。
真裏に回ると、スライド右側面には赤文字で「TAKEYourHearT」と彫られている。
これはゲーム中だと、現実にいる各ボスキャラに対して、主人公たちが送りつける怪盗の予告状に書いた殺し文句みたいなもの。
意訳すれば、”あなたの心に眠るオタカラを頂戴する”という感じ。ちなみにオタカラ表記なのは、奪う対象が実際の金品じゃないから。
ちなみにこの予告状を出す時は、お互い殺るか殺られるかの瀬戸際にいるので、とんでもなく緊迫感が高まる名シーンになるよ。

改めて銃の後方に目を向けると、スライド後方にある滑り止め(セレーション)と、丸いレバーのようなハンマーが見える。
完全に隠れるハンマーレスじゃないけど、他の拳銃に比べると隠れる面積が多めのもの。またこの形のハンマーは、あんまり見ないね。
リアサイトから覗いた光景。前後のサイト共に、ただの真っ黒なパーツなので、特別狙いやすいわけじゃない。
トリガーはトカレフの一部ベースともなった、アメリカ製の傑作拳銃であるコルトガバメントと似たような形状。プレートタイプだ。
引き代は短く、カチッとした感触のみでわかりやすい。また周囲のトリガーガードは、滑らかな楕円形のものもガバメント譲りか。
マグキャッチボタンはガードの付け根にある黒いパーツで、位置は押しやすい。またガバメントと違い、しっかりロックが外れるスグレモノ。
中の裏側に出やすいパーティングラインは、一切の凹凸を感じさせない丁寧な処理。さすがKSCであり、何の心配もないね。。
グリップは真っ黒でツルツルなプラスチック製。一応縦線として、大雑把なチェッカリングが入ってるけどあまり滑り止めってないかな。
中央にある星は、黒星と書いてヘイシンと呼ばれるマーク。調べてみたら、トカレフはもともとソ連で設計された銃なんだけど…。
中国ではコピーされたモデルの、54式拳銃という名前で流通していた。その時、非合法目的でよく使われたから、黒星という通称が付いた模様。
最後はマガジンだが、数字の刻印などが一切入ってない、非常にシンプルなマガジン。
少々薄めの作りなので冷えに弱く、装弾数も若干心もとない。その代わり、グリップの厚みを抑えられる役割はあるけどね。
総評はファン垂涎の銃
それじゃあ、最後にこのトカレフのまとめ行ってみよう。まずは悪いところと良いところ。
・少しグリップの全長が短い
・ちょっと軽すぎる気がする
・ファンには嬉しいオリジナル刻印
・トカレフ唯一無二のツートンカラー
・裏側の表面処理は変わらず完璧
悪い点は正直なところ、重箱の隅レベルの話なのでぶっちゃけそんなに気にならない。限定品とか高価格なのは言うまでもないが。
持ち上げた感じ、想像以上に軽いのは驚いたけどね。ただトカレフだったら、そこそこの重量感が個人的には欲しかったかも。
そのほうが手に馴染むような気がする。

良い点は何と言っても、特別感あふれる本体の刻印や、黒だけじゃない2色構成だというところかな。ここに全ての真髄がある。
特に途中で語った、怪盗団の名前や予告状の文句は、本編プレイ済みの人間からすれば非常にニヤリとしたくなる演出が満載。
画面の液晶を目で見て楽しんでいたものが、現実世界におもちゃの銃となって現れた時の感動はあまりにも衝撃的。
嬉しくないわけがない。
そんな貴重品なので、間違いなく観賞用の美しいモデルとして、末永く眺めていたいのがこのトカレフ。外で使うとはとんでもない!
コレを見るたびに、当時プレステで遊んでいたペルソナ5の思い出に浸れる、という素晴らしいコラボアイテムであったのは間違いないな。
余談:なぜトカレフなのか
最後にちょっとしたおまけ話をしたいんだけど、どうしてこのトカレフがペルソナ5とのコラボモデルになったのかだが…。
RPG本編だと、探索するダンジョンが現実世界にある場所ではなく、悪役の潜在意識の中にみんなで入ってるんだよね。
そういうわけなので、パーティーキャラたちが使う近接・遠距離武器は、全部自分のイメージを具現化させたものを使ってるのよ。

そして遠距離武器は、キャラごとに使うカテゴリが分かれており、主人公はハンドガンを持つ。
その中でダークヒーローに持たせるには、イメージ的な相性も良さそうなトカレフが初期装備として抜擢されたんだよ。
ゲーム内表記では「トカチェフ」表記だが、実は昔存在したソ連の体操選手の名前でもあるのだ。聞いたことあると思ったらそれか。
ちなみに無印ストーリーラストでは、主人公の拳銃を別物に変えていても、最後のトドメはしっかりトカレフを握っているあたり芸が細かい。

今回はここまで。主人公であるジョーカーは、最初から理不尽な目に遭ったキャラだが、そこから静かに、しかし力強く這い上がる姿がイケメン。
あの人気も頷けるわ。