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マルイのタクティカルマスターが驚くほど良く分かる速習レビュー講座

記事公開日:2018年5月20日
最終更新日:2025年2月20日

 

「戦術を極めしものが考え抜いた、マルイの原点に近いモデル」。何事も、戦略が無いと相手に勝つのは難しいのが勝負という世界。

そこにあるのは一体?

 

今回は東京マルイがガスブローバックに着手した初期の製品である、タクティカルマスターを丹念に観察していこう。

過去から今の進化を読み解くよ。

 

タクティカルマスターは古参勢

東京マルイと言えば、日本国内では最大手のエアガンメーカー。丁寧なものづくりと、確かな信頼性を武器に技術を磨き続けてきた。

電動ガンの開発により、一躍勢いに乗ったのだがガスガンというカテゴリでもやはり強い。

更にありがたいことに、今でも昔の製品を販売してくれることも多く、色んなモデルに触れてマルイの進化も感じ取れるのは楽しい。

 

今回紹介するのは、2000年にガスブローバック第二弾として発売された、タクティカルマスターをたっぷりお届けしよう。

ベースモデルは有名銃である、イタリアのベレッタ社が作ったM9。その民間モデルであるM92Fを、マルイがチューンナップ。

あの当時もマルイは強かった。

 

レビュー開始

 

まずはパッケージだが、今見ても古臭さは一切感じない、かっこよさに満ち溢れた外箱がすごい。ほんとに2000年の製品なのか?

中央に大きく鎮座するのは、本体の写真。銃身から見て、斜め前から俯瞰で映したアングルは、中々にセンスが爆発しているね。

 

フタを開けると中身が見える。ぴったりサイズに型抜かれた、黒い発泡スチロールに収まる本体や付属品。この辺は他モデルと同様だ。

この頃って、付属のBB弾は簡易的な箱じゃなくてビニール袋だったんだね。

 

本体の全体像。見た目は細かいパーツも含めて、99.9%が真っ黒カラーで染め上げられたもの。プラスチックだが、光沢が無い落ち着いた印象。

この一つ前に発売された、M92Fミリタリーモデルと比較して要所要所でカスタムが施されているよ。もう少し後に、詳しく話そう。

 

弾がマガジンから無くなると、この位置でスライドが止まるホールドオープン。内部に隠されたバレル共々全て真っ黒。

暗闇の中だと、どこにあるかわからなくなりそうな漆黒具合。

 

M92Fの独自カスタムなので、この銃と同じ名前の実銃は存在しない。そのため、刻印は完全にマルイのオリジナルになってるよ。

左側面に彫られるのが、商品名のロゴと英文で“TACTICAL MASTER”の名前通り、TとMが斜体で入っているね。悪くない。

逆の右側面にも、斜体のTMロゴがあり、その下に東京マルイ製という意味の英文もセット。

スティッチ
なかなか良いじゃんなぁ!

 

まずベースと違うところ1つ目が、このスライド。中央天井がくり抜かれており、側面中央が若干盛り上がっているのがわかるかな。

これはブリガーディアスライドと呼ばれており、実銃のスライド破損確率を下げるための工夫らしい。この形だと割れにくい模様。

さらに威力の高い弾薬にも対応可能になったという、ただの格好だけで終わらせないカスタムになってるよ。エアガンじゃ意味ないけど。

 

ハンマー周り。ここはベースのM9と同じく、リング状のハンマーを採用している。

 

右上にあるのが、セーフティレバーで赤丸が見えてる状態だと、射撃準備完了。レバーを下に向けると、ハンマーが動かなくなりロックがかかる。

あと、反対側も全く同じ形になってるから両利きに対応してる。若干難しいが、構えたままでも親指のみで操作が可能だ。

 

リアサイトからの覗きはこんな見た目。奥のフロントサイトは写真じゃ見えないけど、リアと同様にホワイトドット入り。若干小さいけどね。

なので、一般的な装飾無しのモデルよりは狙いやすいだろう。

 

トリガーはM9シリーズ共通の形をした、三日月形で可動範囲が結構広めのタイプを使用。ガードも角ばりと曲線を用いた、よくあるもの。

その右にあるのがマグキャッチボタンで、押しやすさもごく普通。無難な仕上がりかな。

 

銃の裏側に出やすいパーティングラインは、残念ながらしっかりと線が残ってしまっている。今のマルイなら、いくらでも薄くはできる…。

けどこれは古いモデルなので、当時の金型をそのまま使っていると考えればしょうがないのかもしれない。コストもかかるしね。

 

お次はグリップ部分。カラーは本体同様の真っ黒だが、形が元のM9とは全然違う。ここも本モデル独自のカスタムポイントその2。

大きな山を描く前面部は、フィンガーチャネルと呼ばれる指の窪み。真っ平らよりも、握りやすさが改善されてるのでありがたいところ。

更に写真だとつや消しのプラスチックっぽいが、ブラックのラバーコーティングがされており手にしっとりとした感触を与えてくれる。

コール
この手触りが気持ちいい〜。

 

最後のマガジン、マルイ製M9シリーズと共用。バリエーションモデルが新旧入り交じってるけど、コイツだけは全て使いまわしが可能。

 

総評は実用上問題なし

そしたら、全てのまとめに入っていくので、改めて良いところと悪いところを再確認するよ。

・一部外観の仕上げが甘い
・デフォルトでは拡張性無し
・ブローバックがもっさり感じる
・固定で調整不可なHOPUP
・ホワイトドット入りで見やすい
・セーフティレバーが両利き対応
・グリップのラバー感がたまらない
・重量感がちょうど良い
・旧モデルだからかちょっとだけ安い

 

まずデメリットは、現在基準で考えるとどうしても相対的に劣る、という要因がほとんど。

外観、ブローバックエンジンの古さ、HOPUPが固定のみというのは、別にタクティカルマスターだけじゃない。

発売が近しいモデルは大体こうなので、それはもうしょうがないと割り切るのが良いかな。

ヴィーゼ
旧製品あるあるだね。

 

反対に良いところは、まずサバゲー適性は今でも問題なく通用するところ。マルイ製なので、多少の粗があっても戦闘には十分な性能だ。

固定HOPUPだからといって、弾が5mしか飛ばないなんてことは絶対にないので。弾道はしっかり素直なのが、マルイの持ち味。

これは数十年前から、ずっと変わらない大きな強みがちゃんと発揮されてる証かな。

タート
さすが最大手。

 

更にイチオシポイントと言えば、グリップが非常に自分好みだったところ。ラバーの感触が、スッと素手に馴染むので気持ちがいいのだ。

今も昔も、マルイ製ハンドガンの中ではラバー+フィンガーチャネルを併せ持つ、そんなモデルは存在しない。唯一無二の個性ね。

とりあえず観賞用ではなく、外のサバゲーフィールドで撃ちまくるための銃だね。M9ベースなので、人を選ばない万能性が高いし。

ガシガシ使っていこう。

 

今回はここまで。あまり自分でカスタムする人じゃなければ、最初からある程度カスタムされたモデルを楽しむのもまた一興。