一種の趣味であるゲーム。
主には時間を潰して、楽しむために存在するもの。
たまには教育目的で使われる、そんなタイプのゲームも存在するけど。
その中の一つのジャンルである“レースゲーム”。
車(もしくはそれに相当するもの)を使い、ライバルたちとの競争を主とする。
そんなレースゲームが、“なぜにここまで面白いのか”を紐解いていこうか!
現実世界で、こんなスピード出せねえええ!
レースゲームの味とは
上述した通り、レースゲームは多数のライバルとスピードを競って、誰が一番最初にゴールをするか。
基本的にこのルールが、一番多く適用されているよね。
これに関しては、現実世界でもF1に代表されるスポーツレースが多数催されている。
そこでも誰が一番早く、決められた周回数をこなしてゴールできるかを競っている。
RPG等と違って、現実でもあるものなので何となくのイメージもつかみやすいはず。
そんなレースゲームは、何が楽しいのか?
疾走感を思い切り視覚で感じ取れる。
もしくは、車のリアルな挙動を手軽に味わえるといったポイントにある。
それぞれ趣向が違っているレースゲームなので、どちらか一方が大きく楽しめるといった具合かな。
コンセプトによって、楽しめる部分が大きく変わる
なぜ、その2つのお楽しみポイントが存在するのか?
その本体となったゲームのコンセプトが、リアル寄りなのか何でもあり系なのかによって分かれるよ。
リアル寄りのレースだと…
それこそ、現実世界で行われているスポーツレースを疑似体験できるといったポイントがある。
例えば、スポーツカーやF1のマシンを想像してみてほしい。
どれもこれも、現実世界で手に入れるにはそれこそ目玉がとび上がるほどのお値段がかかる。
加えて、F1マシンはきちんと専用の訓練を積んだ選手でしか扱えるシロモノではない。
とてもじゃないけど、一般人が仮に乗ってみたいと思っていてもそもそも操作すらままならないのがこのあたりの車だね。
だから時速3ケタ以上が、平気でボンボン飛び回る世界なんだけど…。
それに普段猛スピードに慣れていない人が、現実でやろうもんなら怖くてできない!
まず時速150km以上とか、普通は出したことが無くて当然だからね。
想像しただけで、ちびりそうになる…。
そんな体験が、テレビ画面を通じて手軽にできるのがリアル寄りのレースゲーム。
リアルなコースと、車の挙動が忠実に再現されているゲームが多く、車好きの人なら非常に満足できるつくり。
ボディ、コースレイアウト、物理演算、天候の演出等に非常に力を入れているため、本当に自分がとんでもない車をいじっている疑似体験ができる。
後述する何でもあり系なレースよりかは、ちょっとだけ難易度が高いけど…。
それでも単に走るだけなら、十分に楽しいものだよ!
何でもあり系って?
一方、あまりリアルさを追求せずに何でもありなレースゲームももちろんある。
いうなれば、難しいことを考えずに直感での操作に重点を置いて、走る楽しさを追求したパターン。
例えば、運転技術の一つに“ドリフト”というものを例にしてみる。
ドリフトって、簡単にいうと後輪の向きを固定したまま曲がり角を曲がること。
普通に曲がる時は、その角度に合わせて後輪の角度も傾けるでしょ?
そうじゃなくて、曲がる角度と後輪の角度を合わせずに曲がりきる走行を指すんだよね。
摩擦が大きく発生する以上、ずっとドリフト走行なんで現実じゃあムリだ。
しかし何でもあり系のレースゲームは、現実よりも圧倒的に長時間ドリフト出来たりする。
しかも簡単な操作でね。
このように、現実じゃありえなくてもゲーム中なら細かいことを無視して運転できる楽しさがある。
こっちのレースって、世界観とかも結構現実離れしていることが多い。
異世界に転生した後の、全然違う場所でめちゃくちゃなレースをするのが日常茶飯事だからね!
どっちかっていうと、あれこれ考えずに簡単にレースで走りたい初心者におすすめなコンセプトかな。
こんな感じで、中身は変わってくる!
もっとゲームの中身的に、リアル嗜好かそうじゃないかの違いを探っていくよ。
改めてみると、こうも違いが生まれてくるとはな…。
リアルよりなら、やはりプレステからのゲーム
こっちのリアルな車の挙動を感じたいなら、プレイステーションでプレイできるゲームが多い。
ここではやはり「グランツーリスモ」は外せない。
超美麗なグラフィックを用いて、実在する多種類の車を収録し、現実にあるコースを再現した場所を走る…。
細かい車のチューンも設定して、同じ車種でも微妙な性能の違いを感じつつも最速を目指す…。
超派手な吹っ飛ばし合いこそないものの、現実のモータースポーツと同様の抜きつ抜かれつの瀬戸際の攻防を疑似体験。
もちろんモノによっては、平気で時速350kmとか出せるから、マジで風景の疾走感が半端じゃない!
走る以外にも、車のボディをいろんな角度が眺めることが出来るので、車趣味を持っている方にも満足できる仕様。
現実では手が出せない超高級車も、数千円出すだけで画面でたっぷりその姿を堪能できる。
リアル寄りのゲームは、こういうところに面白さの神髄がある!
他にも「DRIVE CLUB」「Project Carsシリーズ」「Assetto Corsa」などがPS4でリリース中。
どれもこれも、とにかく現実の車の挙動に似せて走らせることが出来るのでリアル派も満足できるゲームとなっております。
その分、若干敷居が高いのかもしれないけど、やってみるとそうでもなかったり。
もしやるなら、グランツーリスモからやってみるのがイイかも。
何でもあり系は、やはり任天堂のお得意分野
逆に何でもありなパターンのほう。
代表的なのが、「マリオカート」になるだろうか。
後はちょっと古いが、「カービィのエアライド」「F-ZERO」
このあたりは完全に任天堂から出ているモノだね。
「F-ZERO」に似たような感じで、プレステから出ている「WipeOut」も素晴らしい。
こっちはとにかく、難しいことを考えずに走れるように設計されているモノが多い。
マリオカートは突き詰めればテクニックも重要になるが、やはりアイテムでいくらでも邪魔できる。
F-ZEROとかは、アイテムこそないものの半重力・超高速でコースも入り組んでいるとかなり現実離れしている。
とにかく、純粋にスピードを出して走って、現実じゃありえないような世界観のコースを楽しむもの。
更に対人戦もこちらのほうがたっぷり充実傾向にある。
なので、一人でじっくりやるよりかは多人数でわいわい騒ぎながら楽しめるんだよね。
特に実力が似たようなもの同士でやると、リアル寄りのゲームでは味わえない派手な駆け引きが出来る。
やりすぎると、リアルファイトに発展する可能性もあるけどな!
総じて、レースゲーム初心者な人にお勧めしたいほうだね。
もちろん上級者同士だと、コースの位置取りとかも完璧に抑えているだろうから、また違った白熱っぷりになるが。
家で手軽に味わえる、疾走感はいかがですか?
そんな感じで、レースゲームの面白さを語ってみたよ。
おなじ対人戦でも、複数人が参加しているからか格ゲーに比べるとイライラも少ない。
それに何でもあり系は、操作難易度もとりあえず走る分に難しくもないし。
やはり自分の技術力も、突き詰めれば求められるがRPGと同じで自分が強く(上手く)なる実感は持ちやすい。
それらからも考えて、ぜひともレースゲームにどっぷりつかってもらいたい!
それが出来れば、如何にレースゲームが面白いかがよくわかるよ!
今回はここまで。
ああ、こんなこと書いていると新しいレースゲームが欲しくなってきた。
今度なんか買って来て、大画面で迫力ある運転をたのしもうっと!
俺は!、今!、疾風を駆るマシンを操っている!