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Arcaeaストーリーを簡単に要約&考察㉕ Binary Enfoldその➀

  • 2025年10月2日
  • 2025年10月2日
  • ARCAEA

記事公開日:2020年6月20日
最終更新日:2025年10月2日

 

「ちょっと子供っぽくかわいい双子の姉妹のお話」。本作で初めて実装された、コンビでのパートナーと言えばこの子たち。

今回はサイドストーリー、”Binary Enfold”で読める物語を要約していくよ。エト&ルナが主役のストーリーだ。

 

Arcaeaストーリー Binary Enfold➀

前回は別のサイドストーリーである、”Esoteric Order”の話を綴ってきた。世界の探求者兼創造主を狙う、ラグランジュを巡る物語。

一度命を落としかけるものの、その危機よりも自分がいる世界をもっと良いものに作り変えてやるという決心を固める少女だったね。

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さてこっちでは、全く話が変わり新キャラ(と言ってもゲーム内ではかなり初期に実装されたほうがだが)を主役に据えた。とある双子の姉妹の登場である。

実にパック実装~サイドストーリー追加まで、3年ほどの期間を費やしたものの、これでエト&ルナというキャラクターの細かい背景を知れるようになった。

遠い記憶を巡る旅に出よう。

 

人跡未踏の新世界へ

https://arcaea.lowiro.com/ja

 

先ほどお伝えしたように、パックの実装とサイドストーリーの追加に間が空いたため、タイル状では第一部第三章の部分に配置された。一本道で迷わない。

ただし、10-2以降はルナをパートナーとして使う必要があるため、話を追う前に先に彼女を確保しておくと良い。取得方法はこちらの記事をご参考に。

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10-1

誰か(ルナ)が眠る横で、語り手は昔の演奏会の記憶を反芻する。硝子の部屋での演奏は炎や嵐のように激しく、会場ごと揺れるほどの熱量だった。音に込めた努力や根気、弦を爪弾くたびの笑顔や汗──その一瞬を「愛おしい」と語り手は思う。

演奏の勝敗のやり取りのあと、いつもの白い世界に戻るとルナが剣のようなものを手に近づいてくる。ルナは「白星」を一つ気に入り、それを増やすと言い、互いの勝ち数を数えると語り手が5回、ルナが3回でほとんど同じだと喜ぶ。手を絡め握り合い、ルナは「もう一回やらない?」と無邪気に誘う。

語り手は本当は断ろうかと思う──どの記憶を手にしても自分の方が上手く扱えてしまうからだ。しかしルナの純粋な嬉しさや安らぎを見ているとそんな思いは野暮に感じられ、結局了承する。

二人は互いの手を取り合い、次の場所(塔)へ向かう──得意・不得意や優越の気負いを超えて、ただ隣にいることの喜びを分かち合う短い情景が描かれている。

 

エト目線で話が始まり、彼女は演奏家の記憶を見ているようだ。そこから戻った後、目を覚ました妹のルナと、何か勝負をして勝敗を数えているのが見て取れる。

さすが姉と言ったところか、妹より一枚上手のようだが二人ともあまり気にしていない。二人でいることが、この世界での安心や喜びを得られる栄養素だね。

ダッフィー
一人じゃないから心配ない。

 

10-2

語り手(双子の妹ルナ)は、眠る姉エトを見つめながら二人の記憶を反芻する。エトは演奏で圧倒的な存在感を放ち、どんな細部も完璧にこなすが、それが気まぐれだったり失敗したりするのもまた魅力だと語り手は揺れる感情で受け止める。

硝子の世界で目覚めたとき、エトは無邪気に「全部ガラスで出来てる!」とはしゃぎ、妹の不安を和らげようとした。二人は演奏で互角の勝負を重ね、終われば手を繋ぎ合って笑い、次の場所――塔へ向かう。

塔は期待とは違い、空っぽの海に立つ灯台のような場所だった。疲れて座り込み、エトの「まず見えたから来た」という素直な理由に妹は驚く。やがて二人は砂浜で貝殻を探すように提案し、姉が先導して走り出す。

子どもじみた遊びの中で、二人は互いの存在に安心し、ある「何か」を見つけたことで記憶の回路に戻るきっかけを得る。結局、この章は「完璧に見える姉をただ愛し、姉といることそのものが救いである」こと、そして姉妹の素朴な行動が迷子になった記憶を繋ぎ直す役割を果たす――という描写に収束する。

 

先ほどと同じシーンではあるが、今度はルナ視点。どうやら二人とも、同じ演奏会の記憶に入り込んでいたっぽい。姉は細かいところも完璧だが、気まぐれや失敗を起こしたり。

次の場所に向かった後、見つけたもののおかげで記憶から元の世界に戻ってこれた。ルナから見たエトは「完璧に見える姉との時間が救いになる」と、思う存在だ。

コール
慕われてるね~。

 

10-3

二人が下の方で大量の硝片を見つけた思い出から始まる。貝殻は一つも見つからなかったが、それでも海岸と海の記憶を解放でき、記憶の中では貝殻も見つけられた――それだけで満足だった。記憶の場で、ルナ(妹)は「泳げるかな」と不安げに巻貝を耳に当てる。

姉のエトは「あなたならできるかもよ」と励まし、それがきっかけで即席の“泳ぎレッスン”が始まる。水は本物のように冷たく、妹を海に誘い込みながらエトが先導して手を取る。その瞬間、妹は数えきれない疑問や感覚に胸がいっぱいになり、怖さと楽しさが入り混じる。

記憶が終わると突然白くない砂漠に押し倒され、くすぐり攻撃が始まる。鬼のようにしつこい妹の仕打ちに、エトは笑いをこらえつつ姉の自覚から手で妹の頬を掴み「やめなさいこのおガキ様」と厳然と注意するが、妹は鼻つまみの反撃で得意げ。

理性的な注意は効かず、二人のじゃれ合いは止まらない――そういう、愛情と苛立ちが交錯する姉妹の暖かい日常が描かれている。

 

今の場所は塔というより、海と灯台だったらしい。そこで二人で泳ぎ出し始め、一時の楽しい姉妹のじゃれ合いが見られる。ビジュアルを見たとき、明らかにルナはクールなイメージだったんだけど実際はそうでもないね。むしろルナのほうが圧倒的に無邪気だった。

タート
ほんわかした日常回。

 

非常に読んでて落ち着く

なんというか、紅ちゃんがメインだった”Crimson Solace”の話並み、よりもゆったり安心できる展開が続く話というべきか。

特に双子の姉妹ということもあり、二人の仲の良さがものすごい前面に出ているような、そんな感じがする。Arcaeaの世界なのに(笑)

仲が良いことは素晴らしい。

 

今回はここまで。さて、ゆったりした二人の日常が流れる話の続きは、また後半の記事にて読んでいきたいと思う。

今のところ、明るい雰囲気が満載ではあるがちゃんとこれが最後まで続くのだろうか。不安半分期待半分といったところ。

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ちびキャラ(Arcaeaストーリー要約&考察記事誘導用)
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