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リトモス基本ステップ攻略法 スピン&ターンの実践テクニック編

記事公開日:5月27日

 

「途中でくるくる回ると、どの方向向いていいかわからないよ…」、これもダンス初心者に立ちはだかる壁の一つ。

踊っている最中は、常に正面を向いているとは限らないのが踊りだよね。

 

スピンとターンは、リトモスのレッスン中でもよく出てくる足の動き。やはり基本ステップの域に入るものなんだけど…。

今回は、これらの動きのコツを解説していくよ、数年間リトモスを続けてきた経験から、スピン&ターンを決めるために実践しよう。

使いこなせるとかっこいい。

 

スピンとターンを美しく回る

まず、スピンやターンを上手に決めるコツといえば、「重心の意識・目線の固定・体幹の安定」の3点が欲しいところ。

重心は、常に足の真ん中に体重を乗せること。これが外側にブレると安定したスピンは不可能で、体がふらつきやすい。

目線の固定は、回転中であろうが目線の高さを一定に保つこと。上下左右に泳いでしまうと、これも崩れる原因だ。

体幹の安定性は言うまでもなく、腹筋と背筋をしっかり固めて、中心の軸をしっかりと保つ。回転動作以外でも重要。

 

この3つの水準が高くなれば素早くきれいで、バランスを崩さないスピン&ターンが可能。

左右どちらの回転であっても、これらの意識を常にしながら回り方の研究をしてみよう。

スピンは一種の華形だ。

 

重心・目線・体感の大事さ

今この3つが重要な大事だと言ったのは、リトモスの動きの特性にあるのよ。

本レッスン音楽に合わせて連続的に動くダンスフィットネスだから、一つ一つの動作が次の動作へと滑らかに繋げる必要がある。

正面を向いている間であれば、鏡も見えるし方向も常に一定で、手や足の動きが確認しやすい。

クタちゃん
自分がよく見えるクテャ。

 

ただしここで回転が加わると、向く方向が一気に変わり、一瞬混乱しやすい時間が生まれちゃう。

更に日常でくるくる回るなんて、普通の人はほとんどしないので平衡感覚がわからなくなりやすいのも厄介なところ。

という場面で突然回れと言われるのだが、まず間違いなく重心が安定しないのでほぼバランスを崩すのが確定なのも大変…。

 

更に参加者全員がそんな中回転するので、それぞれの空間認識が困難になり、他の参加者との衝突リスクも必然的に上がる。

おまけに体幹が不安定だと見た目の美しさが台無しになるだけじゃなく、無駄な力みが生じてやたらと体力を使うのも問題。

基本の足の動きでありながら、スピン&ターン一つとっても蓋を開けてみると、なかなか奥深いのがわかると思う。

 

よく出るスピンとターンの種類

それじゃ、ここからは実際のレッスンで使われやすい、スピンとターンの動きを具体的に見る。

基本2種+ちょこっと応用の1種の、合計3つを頑張って会得してみてね。

もちろん吾輩も、よりきれいに回転するためにまだまだ研究中だ。

 

リトモスターン

一番オーソドックスなまわり方で、リトモス特有の動き。まずはここから攻めていく。

非常にシンプルで、歩きながらその場あるいは少し円を描いて回るだけ。

回転しつつも歩きは止めずに行えば、左右の順序や移動方向も自然と思った通りになる。

ラガン
歩き続けてくれ!

 

誰でもすぐにできるので、この時点からさっき言った3つのポイントを意識ながらがおすすめ。

回りながらでも頭からつま先まで、真っ直ぐをひたすら保つ重心の置き方。

目線は自然と前を向く高さのまま、360℃どこを向いても上や下を行き来しないとか。

 

体幹は腹筋と背筋にどこまで力が入るかが重要だから、踏ん張るタイミングを色々試す。

その傍ら、レッスン外で筋トレするのも大事。

とまぁ、そんなところかな。

 

まずこれができないと、残り2つのスピン&ターンは望むべくもない。

わからなくなったら、このリトモスターンを基準に一旦戻ってこよう。

 

ピボットターン

これもレッスン中よく出る、リトモスターンのちょびっと発展型といったものかな。

片足を軸にして、もう一方の足で円を描いて回るのがピボットターンで、原則その場の動き。

軸足を必ず固定して動かさず、回転する足一度前に出してから素早く360℃ターンをしよう。

 

この動きの関係上、リトモスターンよりも一回転するスピードが上がるため、体をどうコントロールできるかが重要だ。

曲によって、半回転で終わりとかもあるんだけど、基本の終着地点は元通り前を向くこと。

もしバランスが取りづらいときは、肘を伸ばしたまま両手を握って、平衡感覚の補助をしてあげると良いかもしれない。

 

できるようになれば、動かす足が前だけじゃなく左右になっても対応可能。頑張ろう。

 

スピン

今までの2つは、回りながら方向転換という趣が強かったが、これは真の意味でその場回転。

レッスン中に”スピン”という名前で使われるわけじゃないんだけど、まぁ応用編ということで。

イメージは軸足を置いたまま、もう片方の足を前後にタップしつつ体のひねりと使って回る。

つまり回転が終わるまでは、両足を一切動かさないというのがスピンの基本原則。

ダッフィー
一度置いたらそのままだな。

 

更にわかりやすいイメージを言えば、ちょっとジャンルが違うけど、スケートのスピンでやるスピードに近いかも。

かなり素早く、クルンと一回転。

ダンスだと、まさにラテンダンス系だ。

 

まぁリトモスであれば、ここまで要求されることは基本無いんだけど、美しさやスマートさは他と段違いといえる。

これができれば、「この人はラテンが得意だな」と、周りから一目置かれる…かもしれない。

吾輩もラテン専門の経験者である長男坊さまの真似をしてたら、このスピンが個人的に一番得意になったし大好き。

 

トップスピードで回転する関係上、記事冒頭の3ポイントがしっかり要求される。

目線は言うまでもないが、一つコツを言えば回転中は自分の頭から足まで、一本の串が刺さっていると認識する。

なんというか、己が焼き鳥のように棒で固定されたまま、サッと素早く回るというところ。

体貫通しとるやんけ。

 

するとたったの1カウントで回れるようになるので、かっこよさは格別だ。

そう考えると、ガチのラテンダンサーは1曲中で、何度もこのスピードでぐるぐる回ってるんだよな…。すげえや。

ここはあくまでもおまけなので、本当に余裕が出てきてからでOK。

 

回りまくれると楽しい

改めてリトモスでスピンとターンを上達させるには、重心・目線・体幹の3つの基本を忘れない。

レッスンに慣れてきたら、回転の基礎を自分なりに研究することで、動きが一つレベルアップ。

もちろん最初は思うようにいかなくても、毎レッスンに一つずつ確認していけば大丈夫。

回って回りまくろう。

コール
うまくいくと気持ちいい〜。

 

今回はここまで。回転のスピードが速かろうと、徹底してバランスを崩さない。

他の参加者より一歩抜きん出るはずだ。