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私は悪くないと思い続ける人がハマるとんでもない罠の中身

  • 2025年12月11日
  • 2025年12月11日
  • 考察

記事公開日:2018年6月26日
最終更新日:2025年12月11日

 

普段の生活の中で、ついつい思ってしまうこと。「いや、これ別に吾輩悪くなくない?」という他責の思考パターン。自分を守るためにそう感じることは普通の反応だと思うし、あなたももそういう瞬間あるはず。

 

今回はいわゆる、「私は悪くない」なんて思ってしまうことについて、ちょっと色々お話していきたいんだけど…。そう思うのは自由だし、あって当然なのは間違いのない事実。

だが結論だけ先出しすると、この他責思考ばかりに陥った人は気づかないうちにどんどん腐っていっちゃうのがもったいない。

本当に自分に非はない?

 

私は悪くないと思いたくなる

日々仕事やプライベートでの場面で、何かと衝突するときがある。意見だったり考え方だったり、人と違うのはごく自然なこと。

ただ自分の思い通りにいかないことの方が圧倒的に多く、場合によっては”いや、自分悪くないやん”と思うことも普通にある。

 

もちろん、明らかに相手が悪いと断定できる場合はそれでいい。問題なのは、全てのケースでそうはならないだろとなってしまう時にも悪くないと思っちゃうとき。

そんな中で「私は悪くない」とだけ一方的に思い続けると、人間としてじわじわ腐っていくってのは、マジで事実。というか吾輩自身もそうあることがちょいちょいね…。

どんな場合でも全部を外側のせいにしてると、徐々に“思考のクセ”が固まっちゃうのが大きな問題だ。自分を取り巻く悪い原因探しが、外向き一択になっていくのはマズイ。

吾輩、過去でも今でもそういう風に思ってきたことで今考えると、すげえもったいないことしちゃったなって感じる。他責思考ばかりは、ホントに周囲も自分もマイナスだけ。

ホントに相手だけが悪い?

 

学べることが何もない

人は油断すると私は悪くないと思いたくなる。そうなると、心理的防衛なガードを張りたくなるのだ。自分が何か痛手を負いそうになると、当然防御姿勢を取るよね?

ここで自らミスを認めるって、自分の精神力を削る行為につながる。正直嫌だから、そういう時に自分は悪くないと思いがちになる。だってそうすれば、一時的にでもダメージを減らせるし。

 

おそらくなんだけど、これが発動しがちなのは社会人の人たち。特に現代社会・環境や世の中の考え方などが、無意識に我らへ入った結果そういう人が増えているのかと。

たしかに現代の仕事量とか人間関係って、みんなそれぞれキャパオーバーギリギリで生きている感じ。疲れてるときに「もしかして俺の責任…?」なんて考える余裕もない。

正直めんどくさいし…。

クタちゃん
嫌なもんは嫌クテャね。

 

ただ本当に自分のミスが原因だったときに、自分が悪くないと認めたくなるのは大いなる問題。人は自分の行動がプラスの結果につながらないと、「どうせ努力してもムダ」と感じるようになる。

でも、その流れにハマるとさらに他責が強くなるというループ。そりゃ気持ちはわかるんだけど、そういう時って冷静じゃないし周りが見えていない危険な状態一歩手前。

成人君主じゃない限り、どんな人でもそうなる可能性はいつでも転がっているのが怖い。

 

人としてどうなんだろう…

ある時気づいた。自分が「私は悪くない」と強く外に出すぎてしまった時期は、どんどん人が離れていく。逆にそういう人を見たときは、自分がドン引きしちゃうことに。

酷かった時は人生で複数回あるんだけど、今は一歩引いた立場で思い返してみるとすごく損してたなって。全部話すと長くなっちゃうから、一つだけその時のことを話そう。

 

それは新卒で拾ってもらった会社に勤めていた頃。一度目の異動を挟んで、自社商品の販売管理をする部署で仕事をしていた一年間の時に、こんな出来事があったんだよ。

ある日、営業部の若手社員(と言っても、年齢的に先輩)とのやり取りで連絡ミスによる食い違いが発生しちゃってさ。その時はまさしく「あいつが悪いだろ」とずっと思ってた。

 

何があったかと言うと、ある商品の原材料単価を元に、マージンを上乗せした販売単価の見積もり表を出してほしいと言われたのよ。

ただしお互い忙しく別の業務をしてた上に、間が悪く内線電話での口約束だったのでそれぞれの受け止め方に相違が起きちゃった。

後日その先輩から「まだ?」と問い詰められたときに、吾輩は「そもそもそんな話聞いてねえよ」と返したことにより、口論に発展しかけてもう大変だわなぁ。

ジェラトーニ
荒れそうな雰囲気(ニヤニヤ)

 

結局上司になだめられながら、すげえ不満たらたらで見積もり表を急いで作って対応したんだけど、もうずっと「自分は何にも悪い要素がねえわ」と感じてた。

でも落ち着いた後に考えてみたら、吾輩がメールなどの形に残る状態で確認をしていなかったり、手元にメモを残さなかったりしなかったのも要因だったんだよね。

もちろん先輩側も電話だけじゃなく、もっとわかりやすい状態に何か証拠を残すべきだったとは思うので、お互いに悪い部分があったのは確かなんだけど。

クロミちゃん
二人とも良くないわネ。

 

これで見てわかるように、決して自分が悪いわけないとは言い切れないのだ。結局その先輩とはずっと仲が悪いまま、吾輩からさよならしてしまったが…。

今考えると、もっと自分もちゃんと寄り添う姿勢を見せるべきだったなって思う。他責思考になると、こういう考えが一切出てこないのが割と致命的。

さすがに全て自責にする必要はないけど、認めるべきミスが分かったのならば全部悪いのは相手と押し付けるのは人としてマズい。

 

私は悪くないこそ悪いかも

というわけで、「なんで全部自分のせいなんだよ?」って思ったときに苛立つのはわかるし、その後に「いや、自分は悪くないな」と防御に走るの普通なのはそう。

でもそれが“いつも”になると危険信号。そうなったときに起きる自分と周りの変化は、大抵悪い方向にしか行かなくなる。少なくとも好転はしないだろうな。

そういう時は難しいけど冷静になるよう言い聞かせて、「あれ? 、もしかして吾輩の要因もいくつかあるんじゃ?」って一瞬だけ立ち止まれれば強い人になれるよ。

私は悪くないと思い続けるのは怖い。

 

今回はここまで。そのワンステップだけで、直近における未来のトラブル回避率はそこそこ上がる。なんでもかんでも無理に自分を責める必要はないし、全部抱え込む必要もないのは前提としたいところ。

ただ、ほんの少しだけ自分にも原因があるかもと視点を戻してみると、後で却って良い結果につながる可能性だって十分あるよ。まぁまぁ、一旦落ち着こうじゃない。

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