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ヴォーパルバニーというガスガンをLENNちゃんのように愛でる

記事公開日:2021.11.28
最終更新日:2023.4.20

 

ソードアートオンライン。

2010年代に大ヒットした、超有名ライトノベル。

フルダイブMMORPGを舞台とした、デスゲームが始まる…。

のが本編。

 

外伝作品は銃器を使った、フルダイブFPSをテーマとしている。

その主人公が持つ新しい相棒が、我らの現実世界にもやってきた。

今回は東京マルイ製のヴォーパルバニーをご紹介しよう。

アニメ・原作ファンに向けた、可愛さMAXのカスタムモデルだ。

コラボ製品だけあって、完成度の高いマルイクオリティは必見!

 

ヴォーパルバニーをマルイがガスガン化してくれた

原作の小説では、第6巻で登場したこのモデル。

それまで主人公は、キャラの特性を活かしてサブマシンガンで戦うことが多かった。

初期だとピンクに染めたVz.61(別名はスコーピオン)を2丁。

そのあとは彼女の代名詞である、ピンク色のP90だね。

ちなみにP90は、以前に東京マルイが限定品として発売してたよ。

案の定転売厨のターゲットにされたので、吾輩は入手できなかったのは今でも恨み。

ヴィーゼ
普通に欲しい人もたくさんいたけど、あの時は地獄絵図だよ。

 

まぁその事態をマルイも重く見ていたので、今回は対策をとったみたい。

後で登場するヴォーパルバニーは、期間生産品という扱いになった。

何かというと、一定の期間が過ぎるまではちょこちょこ再版するよってこと。

コラボモデルは原作の旬があるため、時間が経つほど入手しにくくなるぞ。

 

さてこのヴォーパルバニーだが、見た目のインパクトはかなり強い。

一言で言えば、全身ピンクのハンドガンというよそおいだから。

元ネタが創作作品だし、ゲームの中だから何でもアリだね(笑)

アニメか小説を知っている人だったら、良いファンアイテムになるよ。

この銃をあの主人公が使ってるんだなぁ…、と悦に浸る楽しみがそこに!

もちろんマルイ製なので、サバゲーでもしっかり使える性能だ。

クタちゃん
好きな作品のアイテムが出る喜びは至福クテャね。

 

レビュー開始 やっぱコラボは豪華だ

いつもの通り、パッケージから見ようか。

正面に映るのが、原作の主人公がゲームで使うアバターキャラ。

LENNちゃんが、2丁のヴォーパルバニーを構えた姿はかっこいい。

ちっこくて服がピンクなので、見た目は可愛さ全開の感じだよね。

しかし劇中ではキャラ性能や使う戦法がえげつなく、よく暴走する場面も…。

特にアニメ版だと、そういった描写が激しいが可愛けりゃ何でもいいんだよ。

 

実はさっき映ったLENNちゃんは、スライド式のカバーになってる。

あれをずらすと、本来のパッケージ表面が見える構造だよ。

こっちは黒背景にピンクの文字で、製品の名前が記載されてるね。

うっすらと銃のシルエットもあるかな。

 

一般的なマルイのガスブロハンドガンに比べると、パッケージが明らかにデカい。

たぶん通常販売されてるモデルの箱よりも、1.5倍くらい大きいイメージ。

なので箱を保管したい派の人は、そのあたりも一応注意してね。

 

箱のふたを開けると、中身が色々と出てくる。

銃本体はもちろんだけど、いつもと違うものが2つあるんだ。

真ん中にある冊子が、原作者書き下ろしのミニ小説だね。

この銃を手に入れたものしか読めない、特別なストーリーが眠ってるよ。

そして左側に映るのが、イラスト入りの取扱説明書。

やっぱこういうところは、コラボモデルゆえの特別感が嬉しいよなぁ…。

 

 

ではでは、箱から取り出して銃だけの全体像を。

写真の明るさ補正をかけすぎたせいで、ミルキーピンクっぽく見えるかも。

実際はもっと原色のピンクって感じだ。

ちとやりすぎたか(笑)

 

LENNちゃんがかなり小さいキャラなので、銃もそれにならった形だ。

よくあるサイズのハンドガンより、こいつは一回り小さいのがポイント。

ベースはマルイ製のデトニクスなんだよね。

まぁ色が色なので、たとえ小さくてもめっちゃ目立つのは間違いない。

 

弾が無くなるとスライドが途中でストップする。

ホールドオープンの姿なんだけど、やっぱり小さくまとまった。

う~んかわいいなコレ。

スライドは下がるけど、銃口近くの部分は変わらずそのまま。

これはマルイ製のストライクウォーリアと同じ仕様だ。

 

ちなみにこの形式、どうしてこうなっているかと言うとこういうこと。

拳銃はスライドが動かないと、次弾が装填されないので射撃ができなくなる。

例えば相手に銃口を手でつかまれると、それだけでもう撃てないんだよ。

その事態を防ぐために、銃口付近とスライドが別パーツになってるわけ。

肉弾戦を絡めた勝負になっても、ちゃんとゼロ距離で発射できるのだ。

ラガン
普通の人には全くためにならない無駄知識の一つ!

 

 

コラボモデルなので、リアルもへったくれもないがちゃんと刻印入り。

銃身左側には”Vorpal Bunny”と”AM.45″の文字で、モデル名が打ってある。

銃身右側には”Gun Gale Online”と、作中のゲーム名が付けられるよ。

 

やはりこういうところは、コラボモデルですよ!っていう主張が良いよね。

現実に存在しないからこそ、普通の銃とは違う刻印が楽しめる。

ファンには嬉しい要素の一つ。

 

 

次はハンマー周辺だ。

さっきこの銃のベースモデルは、デトニクスだよって伝えたけど…。

そのデトニクスのさらに元をたどると、あの有名なM1911A1になるのよ。

よくコルトガバメントって言われる、アメリカの傑作拳銃だね。

 

ガバメントのハンマーは、反り返ったツメが基本形になるが…。

ヴォーパルバニーはそうではなく、四角いリング状のハンマーを採用。

先っぽがそこまで尖っていない分、服にひっかける事故は減りそうだ。

 

 

狙いを定めて撃つと、こんな光景が目に入る。

前後のサイトには、ブラックドットを入れて視認性を上げてるね。

これも多くの銃だと、白・赤・緑といったものが主流だ。

しかしヴォーパルバニーは本体色がピンクなので、逆に真っ黒のが見やすい。

珍しい配色じゃないかな。

 

 

普段見ないけど、ふと目にすると気になる仕上がりの裏側。

マルイの銃はコスト削減のため、成形時に線ができやすい。

銃口のパーツは線こそ見えるものの、本体側はあまり見えない。

パーフェクトじゃないが処理はある程度されているもよう。

 

マルイが作ったモデルと考えれば、十分丁寧なつくりだよね。

年々このへんもしっかり処理されるので、見た目の質も上々だ!

初期にラインナップされたガスブロこそ、かなりがっつり残ってるからな…。

 

 

グリップ周辺に目を落とす。

ここもちょい珍しく、裏表は一切滑り止め無しのもの。

側面にはちょっとだけあるけどね。

まぁ特段滑りやすいってことは、握った感じ特にない。

 

ただ見てわかる通り、かなりサイズが小さいのが難点。

男性にとってはより握りづらいかも?

吾輩もグリップを持ってみたら、普通に小指が外に飛び出そうなレベル。

これがすっぽ抜けそうで怖い。

マガジンを付けてたら何とか収まるけどね…。

 

 

ついでに近くにあったトリガー部分。

ガバメントと似たように、プレートの形状をしたタイプ。

そこにおにぎり型のリングが3つ。

可動範囲は狭いけど、カチッとした感触がわかりやすい。

 

すぐそばにある黒いパーツが、マグキャッチボタン。

こちらも押しやすく、ちゃんともとに戻るしっかりしたもの。

マルイのガバメントは、ここに難を抱えることが多いんだけどね。

この銃にはその問題とは無縁のようだ。

 

 

最後はマガジン。

ベースモデルがデトニクスなので、この銃もマガジンが小さい。

特徴的なのは、底のパーツが本体と同じピンクだね。

この色を見ただけでヴォーパルバニーのものだとわかるよ。

 

ちなみに、マガジン同士の互換性がある銃は同社内だといくつかある。

デトニクスはもちろん、ストライクウォーリアにも使用可能。

当然ながら、この銃の色違いであるAM.45の黒にも使えるぞ。

 

 

総評 コラボモデルの抑えるポイントはしっかりつかむ

さてさて、最後に総まとめに入ろうか。

まずはざっくり、この銃の良いところ悪いところをおさらい。

先に悪いところから。

・主力のハンドガンにするにはちと物足りない
・男性だとグリップが小さくちょっと握りにくい
・限定版じゃないけど定価が高い

 

次に良いところ。

・唯一無二のボディカラーがかわいい
・箱と付属品もファンにとっては嬉しい仕様
・軽い
・コスプレ用途にも最適

 

イマイチな部分については、実用性に目を向けるとこう感じるってとこ。

サイズが小さいと隠し持てたり、軽くて走りやすくなるなんてことがある。

まさにLENNちゃんのセカンダリとしてはピッタリではあろう。

現実のサバゲーでも、ある程度同じようにも言える。

ただその代わり、装弾数の低下や却って握りにくいのは見逃せない。

まぁこの辺はトレードオフの事実なので、何をもって欠点かは人それぞれ。

 

それより目を向けたいのは、やっぱコラボモデルだという点でしょう。

ここにしか出せない魅力ってのが、この手の製品にはたくさん眠ってるしな!

たぶんこの銃以外には無い、全身ピンクはあまりにもインパクトが強い。

自分で塗装とかだったらいくらでもできるが、デフォルトでこれはすごい。

コール
最初からこれってのはそうそうないよね~。

 

マルイ製なので、サバゲーユースには問題なく使える。

若干の不便があっても、優れた性能は簡単に覆らないよね。

加えてコラボモデルならではと言えば、レイヤーの小道具にも便利ってこと。

LENNちゃんになりきるには、これでもないくらい相性が最高だ。

そうじゃなくとも、ピンクの服と合わせられるキャラなら何でもアリか?

 

ただし、この使い方の場合は絶対に注意してほしいことがある。

ガスガンなのでおもちゃと言えども、弾が飛び出るものということだ。

つまり扱い方を誤れば人をケガさせちゃう可能性は否めない。

マルイもそこは重く見てるので、基本は公共の場で出すものじゃないのよ。

コミケとかならまぁ…って感じだろうけどね。

クロミちゃん
慣れない人が持つなら特に注意しなきゃダメよ!

 

値段は高いなりにも、とにかく凝った作りであるのは間違いない。

まさに原作・アニメファンに向けたモデルだよね。

LENNちゃんが好き、SAOという作品が好きならば買っとけ。

後にも先にも、こんな時くらいしか製品化しないから。

損はしないはずだ。

 

 

(エアガンレビューまとめ記事はこちら)