サバゲーが以前に比べて、徐々に認知度が高まってきた昨今。
それに使う道具=エアガンを目にする人も増えてきたんじゃないかな?
「そもそもエアガンって、所持するのに決まりとかあるの?」
「エアガンって年齢によって持っていいかどうか変わるらしい…。」
と初心者の方は思ってしまうかもしれない。
年齢については、特に未成年者が大きく関わってくるところだね。
今回エアガンの対象年齢について、解説していくよ。
18歳に達していない高校生以下の諸君はよーく確認してほしい。
エアガンは3つの年齢区分が設けられる
銃といえば、相手に向けて撃つための攻撃用武器だ。
よってそのイメージは普通に考えればプラスのほうには傾きにくい。
特に見慣れない人(いや見慣れてもだけど)怖い・危ないなどの印象が強いでしょう。
エアガンはそんな銃を模したおもちゃのたぐいだ。
当然遊びに使う者なので人の命を奪うものではない。
しかし弾を発射する関係上人を傷つける恐れのあることも事実。
扱いを間違えれば、とんでもない事態になってしまう可能性も否定できない。
そうならないように細かい色んなルールがあるんだけどね。
そんなエアガン、年齢で区分することによって種類が分かれているんだよ。
主に引き合いに出されるのが10歳・14歳・18歳の3つ。
今回はそのエアガンの年齢区分について、解説していくよ。
特に18歳に達していない人には何度も確認してほしい。
なぜ区分があるのか 扱いに理解が出来るかどうかがカギ
あなたがお住まいの地域では、それぞれ条例が設定されている。
よく使われる法律とは別に、地方公共団体が独自に設定している決まりごと。
よって、それぞれの地域でその内容は微妙に異なることが多い。
エアガンに関しても、それぞれの都道府県で扱いがちょっと違うことがある。
といっても、年齢についてはどこも同じようなものだけど。
このおもちゃって、使い方を間違えると人を傷つける恐れがあるんだよ。
ものすごく軽い弾だけど、パワーを使って発射しているわけだから当たると当然痛い。
だから取扱説明書を見て、適切に使用できる人じゃないと業界全体が困るわけ。
それの指標として年齢区分が存在するのね。
やっぱり子どもだと、全員が全員ではないが安全を守ったり配慮をしない場合も。
撃ちあってはいけないところで遊んだり、通行人に弾を当ててしまう可能性が否定できない。
それに安全を軽視して、目を保護するゴーグルをつけなかったりと…。
あるいは許せないことだが、いじめに使うなんて事件も発生する。
(大人でもやりかねない人はいるけど…。)
そこで説明書を見て扱えるであろう10歳・14歳・18歳以上と区分を作った。
ここを前提に適切に遊んでもらいたいというワケ。
特に18歳という境目はエアガンに限らず他のものでも区分けするものは多いよね。
パチンコ・ゲーセンの夜間入店、Z区分のコンシューマーゲームのプレイ制限とか。
18歳というのはいろんなから大人へ扱われるステップの一つ。
それと同じような感じなのだ。
年齢で分けられる具体的な基準はどこにあるの?
さてエアガンの年齢区分は、どういう基準で分けられるのか?
単純な話で、「0.135J以下のパワーで弾を発射するもの」は10歳以上用。
「0.136~0.98Jの間のパワーになっているもの」が、18歳以上用とされている。
ちなみに0.99Jを超えると、エアソフトガン扱いではなくなり準空気銃として扱われる。
人を殺す力は無いものの、強めの傷害能力があるので非常に危ないものになる。
細かくは言わないけど、今の時代順空気銃を許可無く持っているとそれだけで犯罪だ。
ゆめゆめ注意ね。
10歳以上用は子供達でも無理なく扱いやすい
それで、法定範囲内のローパワーで発射するものが10歳以上のエアガンになるよ。
あくまでも推奨とはいえ、基本的に10歳に到達した子どもたちに向けての商品だ。
だから小学生たちが銃に興味を持ち始めたときに、気軽に触れるエアガンの範囲だね。
もちろん吾輩も、小学生時代でエアガンが欲しかったらこの10歳以上用から使ってた。
10歳以上用だと、動力は殆ど手動で他にちょいちょい電動が混じるくらい。
ガス式は少なくとも自分は見たことが無い。
手動なら煩雑な管理も必要ない上に、大して手で引くスライドも硬くないので扱いやすい。
電動もバッテリーではなく、乾電池で簡単に動かせるものが多い。
更に値段も大分安めに設定されていることが多く、子どもたちでも手が出しやすいのだ。
その分見た目の概観等はどうしても犠牲になってしまいやすいが。
総じて徹底的に手軽さを追求して、だれでも手間無く遊びやすく作られているのが特徴。
国内メーカーだと、殆ど大手の東京マルイが作る。
後はクラウンモデルというメーカーがチョコチョコ出しているかな。
ただまぁ欲しいなら、東京マルイ製が手に入りやすいのでお勧めだ。
大人でもとりあえず触ってみたい方は、入門用として使ってみるのも十分あり!
ただし必ず最低でも目の保護だけはしてくれよな。
14歳以上はローパワーでもガスブロを使ってみたい子供向け
次に14歳以上用のものだ。
これは先ほどの大手メーカー、東京マルイが独自に設定した年齢区分だ。
現在確認できるラインナップは2つのみ。
両方ともガスで動くハンドガンだが、いわゆるガスブローバックにあたるもの。
殆どのガスガンは後述するが、18歳以上用とされている。
その年齢に満たなくてもブローバックによる反動を楽しみたい。
そんな子どもたち向けに作られた製品なのだ。
発射パワー自体は10歳以上用と同じだが、強烈な反動は18歳以上用と遜色なし。
銃の動作は両者とも一緒なので、10~17歳がガスガンを使うならこのカテゴリになるね。
ただニッチな区分なので、中々バリエーションが増えないのが難点だろうか…。
18歳に達してしまうと、最後の区分が問題なく使えるようになるからよりイマイチかも。
お値段もあんまり他の18歳以上用ガスブロハンドガンと大差がない。
中々上手い具合に需要を見出しにくいのが困っている部分だと思う。
18歳以上用が最も主流の区分
やはり隆盛を極めているのは、18歳以上用の製品だね。
恐らくエアガン全体の90%くらいは18歳以上用じゃないかと思う。
前述したとおり、色んな動力を使って最高0.98Jのパワーで弾を発射できる。
飛距離やパワーの影響で、サバゲーでは最も使われやすい区分の銃たち。
あるいは見た目も気合が入っているものが多いので、観賞用にされることもよくある。
18歳に達しているならば、基本的にこの区分のエアガンから好きなものを選ぶといい。
1丁1丁は値段や質感にかなりのバラツキがあるけど、好みに合った物も探しやすいよ。
自分の予算と相談して、じっくりと最適な銃を探して楽しみに浸って欲しいところ。
しかし注意点として、この区分は推奨ではないということ。
10歳・14歳はあくまでもこの年齢以上が良いですよという話なのだが…。
18歳以上のものに関しては、達っさない年齢が使うのはタブーとされている。
前述した各都道府県の条例によって、その年齢以下の人に店が売るのはOUT。
買った人はお咎めなしだが、売ったお店は条例に引っかかる決まりになるのだ。
よって発覚した場合、そのお店に責任が追及される事態に。
当然店は責任を果たすべく、何らかの対応を迫られるわけ。
下手するとそのおもちゃ屋ではエアガンが販売できなくなったり…。
一番まずいのはコレが原因で廃業に追い込まれてしまうこと。
そしてエアガン界は、間違いなく世間のバッシングを食らう羽目になるでしょう。
繰り返されると、業界の規模が小さくなりエアガンの存在が消えてしまうかも。
実際それで問題になった例が過去にあり、ヨドバシカメラが責任を追及されてしまった。
詳しくはWikipediaを見て欲しい。
2008年にヨドバシカメラ梅田店が18歳以上用のエアガンを高校生に売った話がある。
その子達がエアガンを使って迷惑行為をしていたところ、警察に見つかった。
彼らが持っていたレシートから売った経緯が発覚しちゃったのね。
コレを期に、家電量販店では全てエアガンを取り扱わなくなり販路が減ったという。
二度とないよう、18歳以上用のエアガンは18歳に達してから購入するように。
エアガンに興味を持つのは嬉しいが、守ってくれないとシャレにならん。
対象年齢を守って楽しいエアガンライフを!
こんな感じで、現在のエアガンには対象年齢が設けられている。
基本的にパッケージに書かれた年齢に達していれば問題は無い。
だからじゃんじゃん使って欲しい!
逆に達していなければ申し訳ないけどその間我慢して欲しいな!
我慢した分、手に入れたときの感動はよりいっそう強くなる。
そこで安全にエアガンを楽しんでいただければと思うよ!
今回はここまで。
欲しくてたまらない大人用のエアガンに、微妙に届かない自分の年齢…。
わかる、すごく分かるけどあなたの良識ある行動が今後のエアガン界を支える。
ようやく18になれた!
早速買いに行こうっと!