記事公開日:2020年7月29日
最終更新日:2024年11月22日
「隣の壁が2㎜しかなくても、騒音になりにくいキーボードがコレ」。PC作業で、誰しもが使うデバイスのキーボード。コイツはキーを打ったときの音問題が、繊細な話になりがち。
キースイッチのタイプによって、出る音は全然違う。今回は間違いなく一番静かに打てる、パンタグラフ式の解説をするよ。
まず静音性を求めるなら一択。
打ち方にもよるが、純粋な静かさでは最強。
結局パンタグラフ式が一番静か
ノートPCやApple純正のキーボードでもおなじみ、パンタグラフ式。キー下の土台が、電車の屋根についてるアレと形が似ているところから名前の由来が来ている。
現代ではおそらく、最も広く使われるタイプだ。会社・プライベート問わず、ノートPCのシェアが大きい。必然的に付属のキーボードがパンタ式なので、見慣れている人が多い。
吾輩も、過去このタイプのキーボードを一番使ってた。今でこそ、全然違うメカニカルとか静電容量無接点を触ることが増えたが。
やっぱ、静かさはパンタが一番強い。
音を立てたくないなら、このタイプが安全。
静かな秘密は本体の薄さにある
そもそもパンタグラフは、なぜすべてのキーボードの中で静かなのか。それは構造上、本体を薄くできるからなんだ。これが、音を立てずに静かにできる要因の土台になる。
・本体重量が軽い
・キーの底が浅い
・指で押し込む力が弱めで済む
・打鍵音が鈍く低めのパチパチ音
・キーの背が低く撫で入力がしやすい
特に音として直結するのは、わかりやすく打鍵音が低く鈍いところ。そして、撫で打ち(フェザータッチ)と相性がいい。他のキータイプにはない、唯一の特性と言えよう。
もちろん、音の大きさそのものは、使用者の打ち方に左右される部分が一番大きい。どんなキーボードでも、指の力が強けりゃうるさくなるのは当たり前なんだけど。
記事公開日:2020年4月3日最終更新日:2024年11月21日 「打鍵音が静かな人は、周りへの配慮を怠らない有能な仕事人である」。新卒で働き始めた直後、そんな妄想を勝手にしていた我輩。そういう上司や先輩、尊敬[…]
音と弱い力での反応が素晴らしい
キーボードの打鍵音は、どの場所で最も気にするものなのか。一番静かにすべきなのは、やっぱり会社のオフィス内じゃないかな。


ここで一旦、キータイプについて軽く触れよう。大別すると、下の4種類に分かれるよ。それぞれのイメージがこんな感じ。
・パンタグラフ(上と同じくスイッチ内部にゴムあり 薄く静か)
・メカニカル(金属バネがあるスイッチ 音の大きさは千差万別)
・静電容量無接点(物理的接触がないスイッチ まぁ静か)
当時吾輩が会社員だった時は、1社目がノートPCの付属キーボード。2社目がノートPCに加え、外付けの無線パンタグラフを支給されてて。それらを使って、日々のお仕事をこなしていたんだよ。
もちろん周りの人達もほとんど同じものを使用していたが、うるさいと感じる場面はすごく少なかった。打鍵音自体はするんだけど、極端に甲高い音じゃないので不快ではなかったし。別のキャビネット開閉時とかのほうが、圧倒的に酷かったな。
逆に自宅のキーボードは、自室に置く関係上、騒音は気にしなくて大丈夫。静音性より打ち心地を優先する、でOKなのよ。だからメカニカル式を愛用してたけど、まぁ高めのカタカタ音はそれなりに響くよね。自分でも明らかに、パンタよりうるさく感じる。
もちろん全部が全部そうとは限らないが、パンタに比べると、「…ですよね。」と思うわ。
パンタの静音性はピカイチ
静かさを一番に求めるならパンタグラフ。
これはキーボードにおける、揺るぎない事実の一つだと思う。場所を選ばず、周りへ最も配慮しやすいのはコレで決まり。安価で使いやすいし、特に公共の場所での心強い味方。
特に最も持ち運びにも向いてるので、出先では大活躍。気軽に使える、そんなパンタグラフ式のキーボードなのであった。
今回はここまで。音の話って気にする人は気にするし、そうじゃない人はとことん気にしない。感じる個人差が大きいよね。自分は大丈夫と思っても、周りがそう思わなかったら面倒だし。余計なトラブルを防ぐために、パンタを愛用する。コレはコレでアリやな。