「オタクと言う人種はとにかく気持ちが悪い」
今やオタクジャンルに身を落とす人間は、昔に比べかなり増えた。
加えてネットが発達したことにより、情報も手に入れやすくなったよね。
その分、オタクたちの悪行も耳にする機会が増えてしまったが…。
かくいう吾輩も、ヘビーでもなくライトでもない位置のオタク。
まだまだゲームやアニメの二次元コンテンツが大好きな人種だ。
そんなオタクだが、残念ながら世間一般では気持ち悪いという声も確かにある。
そこで今回、どうして気持ち悪い存在扱いなのか思い返してみようと思って。
まぁ自覚はある程度あるんだけど、オタクの中には全くない人もいるからね。
多分そこに気づかれてないと、知らないうちに悪手を打ってるんだろう。
よりいっそう気を付けないとな~…。
オタクは気持ち悪いと思われてる自覚が足りない?
世の中には色んなオタクの形がある。
鉄道・アイドル・アニメ・写真・釣りetc…。
一つの物事に対して傾倒していれば、その人は立派なその道のオタクだ。
一般的なオタクと縁遠いファッションとかだって、突き詰めれば十分オタクと言える。
死ぬほど熱中するということは、惹きつける魅力がそこには確かにあるのだろう。
まぁ世間でいういわゆるオタクって、イメージしやすいのはアニメとかあっちのほう。
おおまかに言うと、サブカルチャー(二次元)に詳しい人種が該当するだろう。
よくアキバに出没するようなね。
昔からあそこが好きな人はオタク扱いされているし、今でも間違ってはいない。
最近の現地はその色もちょこっとずつ薄れているが。
相も変わらず二次元系のショップとかいっぱいあるからね。
さてそんなオタクだが、興味ない人からすればどういう風に映るかな?
別にどうでもいい、なんか常識から外れてとがっているとかそんな辺りかしら。
毛嫌いする人だと、とにかく見たくもないしいちいち気持ち悪いとか思ってるかもしれん。
この気持ち悪いという感情だが、吾輩もオタクの端くれであるのでそうみられることも多かった。
同士から見ても、一部のオタクは常軌を逸するほど気持ち悪いのは確か。
さらに残念なことに、そういうオタクたちに限って自覚が一切ないのが困りもの。
もう吾輩は言われ慣れてるから、多少なりとも自覚はあるがアレは勘弁してほしいのよね。
取る行動の多くが、普通に考えたら「ええ…」って感じのことばっかり。
そうならないように自戒も込めて気を付けないと、オタクとしての人権はないのが現実だ。
一般的な常識とは考えられない感覚のずれ
常識っていうのは人の数だけ存在する。
ある人にとっては普通だが、ある人にとっては非常識のように一概に言えない。
それでも社会において、誰でもわかる暗黙のルールってあるじゃない?
残念なことに気持ち悪がられるオタクたちは、ここを守る感覚がずれにずれまくっている。
少し考えればまずいのがわかることを、気づかずにやってしまいがちなのだ。
常識って正直難しいよね。
自分にとってのあたり前って、他の人には通用しないことが多々ある。
だから人の数だけ常識が存在しているので、全部それにこたえられる人はいない。
しかしそれでも、一般的に考えられる社会常識は自然と守る人が多いでしょ?
オタクはなぜにかその辺が欠如していることが多い。
ここをみたその他の人がこう思う。
「なんなのコイツ…。」
例えばこんなこと。
人を遠慮なくじろじろ見たりとか。
周りの状況を把握せずに一方的に突っ走っちゃうとか。
公共の場で言うべきでないことを平気でいうとか。
散々言っといてアレだが、学生の頃は吾輩もこういうことよくやってました。
悲しいかな、オタクはこのあたり悪い意味で他の人と感覚がずれていることが多い。
だから他人に理解されず、これは無いと思われがちなんだよ。
今の吾輩はある程度収まったが、油断するとこうなるのもすぐだ…。
他人が嫌だと思うことは絶対避けよう
別にね、オタクだって普通に生活をしている人は多いよ。
ちゃんと働いてたりまじめに勉強してたり、その辺は本当に普通の人と何ら変わらない。
表向きはまっとうに生きて、プライベートになったらその趣味を全力で楽しむだけ。
または同じ仲間同士でワイワイ騒ぐのもよくある光景。
ただし、その枠から外れた一部のオタクたちが世間に悪評を轟かせているのだ。
一部ではあるが、悪目立ちするからオタクそのものがキモイとひとくくりにされるわけ。
まぁ悪評なんて、別にオタク以外どこでも一部の人間によって広まるなんてザラだけどね。
シンプルに考える土台は、“他人からやられて嫌なことは自分がしない”という考え。
ここさえ守るようにすれば、キモイ人種である自覚があると同時に身を守ることにもつながるかな。
他人のふり見て我が振りなおせということっすね。
当たり前のことなんだけど、なかなかすべての人が遵守するわけじゃないからなぁ…。
我輩もまだ気づいてないところで、そういうことをやってるかもしれない。
よくよく気を付けないといかんね。
EX.① 会計待ちなら大人しく列に並ぼう
日本人は順番を何だかんだ守る国民性がある。
中にはそうじゃない人もいるが、ほとんどは列をしっかり作って待つくらいはするよね。
なんかこれってよく聞く話だけど、日本人くらいの習性なんだってさ。
我輩らにとっては当然のことだが、世界的に見ると珍しいらしいよ。
ただね、先日我輩の身にこんなことがあったんだよ。
いつもの如く、痛部屋グッズを買い漁るために秋葉原に行ったある日。
お店に入ってお目当ての商品を見つけて、レジ前の表示に従って並んでたのね。
因みにそのお店はレジの横に並ぶのではなく、通路を挟んだ正面に並ぶようになってた。
前の人が終わり、順番が来たのでお会計を済ませている最中に起こったこと。
店内にいた別の客(吾輩より恐らく年下の男)が、会計中のレジ横に陣取ってきたの。
我輩は無視していたが、ほぼ真横ピッタリにくっついてきて「は?」と思ってさ。
会計中の商品と吾輩の顔を、横からじろじろと見るようなあの視線。
しかも黙ったままで、何を考えているのか一切わからないという。
どうもレジ前の商品を手に取りたい様子でもなく、ひたすらに視線を向けるあの顔つき。
同じ男のオタクでありながら、ぶっちゃけちょい怖かったしすごい気持ち悪かったよ。
一体彼は吾輩の何に興味を示していたのか、さっぱり過ぎて何が何やら。
まず普通に生活するうえで、見知らぬ他人にじっと見られることなんて無いよ。
見られる側が女性だったら、吾輩が感じた数千倍は気持ち悪いと思うはず。
会計中の1分ほどじろっと見てきたから、どれだけ不快に思うのはわかっていないのだろう。
幸い?吾輩だから良かったものの、普通に文句言われてもおかしくないと思う。
そういや店員すらも触れなかったな。
もしかしてあの彼は、日常生活でそういうことをいつもやってるのか勘ぐってしまう。
一方的な会話はコミュニケーションになってない
これもオタクにありがちな行為。
今でも吾輩、油断するとやりがちで失敗しやすいのよね(笑)
オタクの特徴として、ハマったものへの熱意の入れ方が半端じゃない。
これ自体はプラスに働くことも多く、興味からか勝手に知識が溜まっていきやすい。
その知識が活きるとき、かなり他人から重宝されるケースも考えられるからね。
ただし時と場合によっては弊害を生む。
好きなことへの知識が強いということは、自信の表れでもあり暴走の原因にもなる。
人間って自慢したいという承認欲求が誰にでもあるよね。
認められると気持ちいいから、あれこれ他の人に対して頑張るわけよ。
気持ちはすごい分かる。
ただやりすぎると、一方的に押し付けがましい暴走行為につながるのもよくある。
オタクに当てはめると、自分の好きなことだけを一方的に延々としゃべるような感じ。
相手の話を無視してひたすら自分しかわからない話を続ける。
もちろん相手はよくわからないし、話を返そうにもまず対応できない。
果たしてこれはコミュニケーションといえるのか?
会話はキャッチボールで例えられるが、オタク側が剛速球を投げまくってるだけだ。
当然相手はなすすべもなく、興味がわかないと全く面白くないだろう。
絶対苦笑いとか困った顔をしている…。
ちゃんと相手との会話を成立させるために、話は聞くこともしっかり覚える。
出来るならば自分の興味以外のことも、情報を日ごろから仕入れておこう。
例えば気が向いたときで構わないから、ニュースの内容をいくつか把握しておくとか。
誰でもわかる内容で会話を成立させるのも、それはそれで大事なことだから。
公共の場での立ち振る舞いは自然と普通を心がける
これも度々ちょっとした話題になることがある。
オタクたちによる、公共の場での行動についてだ。
知らない他人が聞いて不快になる話題は、昔我輩がやってしまっていた。
好きなモノの話をお互い無遠慮に話しまくるんだよね。
特に「○○は可愛すぎてどうのこうのしたい」とか、「エロゲーはどうたらこうたら」だの…。
周りの目を気にせずにそういった類の話をしたがるのは、割とタブーです。
特に下ネタを絡めるとよりまずいよ。
服装については、例えばコミケ帰りのオタクたちを思い浮かべるとわかりやすい。
美少女がでかでかと書かれたTシャツや、エッチな紙袋をぶら下げているあの感じ。
別にね、その恰好をするなとは言わない。
場所を考えてさえくれれば、全く構わないのだが…。
ただ過去に、この件で何度かネットニュースに取り上げられたのを見たことがある
やっぱり会場を出た外の空間でも、そのままで出ちゃうオタクが多いんだよね。
あれは他の人が見たら理解を示しにくい、頭のおかしい装いの集団にしか見えないんだよ。
本人たちが悪びれも無く、全く気付いてない辺りが余計質が悪いのが救えない。
さすがに同じオタクと言えど、いくら何でもアレは無いです。
それを考えると、また似たような話で萌えイラストを気持ち悪がるリアルの女の子。
父親が見せたくないがために、Twitterで一時期荒れた騒動を思い出すな。
女性目線から見れば特に複雑な心境であることは、想像に難くないと思う。
我輩の個人的なことを言えば、あの手のコンテンツ好きは好きなのがもうね。
オタクは気持ち悪いと思われることが前提 自覚を持て
上の例は最近吾輩の身で起きたこと。
ただあなたの周りでも、似たようなことは結構身近にあるはずだぜ。
だからこそ、母数が増えてきたオタクと言う人種が悪目立ちすることでもあるのだが。
基本的にオタクは気持ち悪い、と思われるているのが大前提なの。
そこは自覚しつつ、日ごろの行いを顧みないとずっとそのままなんだよね。
少しでも気持ち悪いと思われないよう、オタク自身が気を付けないといけないことだ。
もちろん吾輩もそのうちの一人なので、日ごろの振る舞いは一層だよ。
我輩だってこのオタク趣味、飽きるまではずっと続けていきたい。
当然楽しんでくれる仲間も増えてほしいし、もっと産業も成長してほしい。
世の中の理解を一定数得るために、そして社会に生きる一人しても。
当たり前の日常でできる、他人へのちょっとした配慮は絶対に忘れちゃいかん。
たとえオタクであろうがそうでなかろうが、本質は全く変わりないのです。
今回はここまで。
せっかく世間に認められてきたオタクなんだから、さらに市民権を得てほしい。
そのためにはオタク全員が、ちょっとずつでも意識してキモさをなくしたいぜ!
我輩も服装とかは奇抜じゃないけど、だらしないと言われがちだからどうにかせんとな…。
オタクはオタクでも、面白くて無害なオタクになりたい。