「綺麗な写真を撮る時、ライトの位置を高いところにしたい」
光は上から降り注ぐのが一般的で、できれば高所にあるほうがいい。
ただ撮影用ライトって、本体だけだと高いところで固定できないよね?
がっしりしたLEDライトはそれなりに重量がある。
手で持つわけにもいかないし、何とかしたいと思ったら出来るんだよね。
色んなメーカーが出す“ライト用のスタンド”を使えばいいのだ。
今回Profoto製のスタンドを購入したので、ライトと組み合わせて使ってみるよ。
高さ調整が出来るのでやっぱり撮影には非常に便利だ!
ライトを支えるスタンドは有る無しで大分違う
当ブログで使う物撮り用の写真について、ここ最近凝るようになってきた。
凝ると言っても、ど素人が簡単に綺麗にできる上限までというレベルだけど。
フィギュアとかいろんなものをブログに乗せるとき、写真は良いほうが見やすいよね。
明るさ・角度・背景とかでどれくらい被写体が映えるか、かなり明確な差になってくる。
ついこの前、まずまず大きめなLEDライトを手に入れた。
メイン照明に使うため、光量や色も変えられる地味に便利なもの。
ただサイズがある程度大きいため、本体が結構重い。
撮影中はライトを多少動かすことはあれど、大体固定して使うことが多い。
なので一定の位置でずっと支えられる台をぜひとも使いたいのよ。
あれこれ悩んで先日、Profotoというメーカーのライトスタンドを手に入れた。
本記事ではスタンドのレビュー+ライトに付けて撮影した使い心地を語るよ。
物撮り写真用のLEDは、高いところに固定できたほうが何かと都合がイイよ。
ライトスタンドってそもそも必要なの?
言ってみればライトスタンドはあくまでもLEDを固定する”台”だ。
だからもしかしたら、専用のモノを用意する必要があるのか?
なんて思うかもしれない。
無くても撮影自体はできるよ。
ただ絶対にあったほうが、撮影の時に助かることは間違いない。
なぜなら先ほどもちょろっと触れたが、光は基本的に上から降り注ぐものだ。
太陽を思い浮かべてもらうとわかるけど、上から光が降ってくるでしょ?
後は天井の照明でもいいかな。
上から照らせば被写体全体に明るさが行き渡りやすい。
横からだと光の当たらない部分がかなり暗くなる。
下から光らすと完全にお化けじゃない?
だから光源は常に被写体の上~斜め上にあるのが望ましいのよ。
他記事の流用なうえに、わざとへたくそに撮った写真なんだけど…。
上の写真は光源が斜め上、下の写真は光源が真横。
どう見ても光源が上にあるほうが全体的に明るく感じないか?
だからライト本体はある程度高い位置から光らせるようにすべき。
しかし本体しかないと、手で持って高度を保たなければならない。
撮影に全く集中できないし、手ぶれで光の当たり方がめちゃくちゃになりやすい。
よってちゃんとスタンドでライトを高所に固定できるほうが、何かと便利なのね。
本体を開封!
見た目はいたって普通のカメラ用3脚にしか見えない。
ただ色々ればがーくっついているから、わずかにごつい感じもあるかもね。
簡単なスペックはこれ。
・積載量 5.0kg
・高さ101cm~237cmの間で、3段階調整が可能
・アルミニウム製
・エアクッション方式(レバーを緩めても急激にパイプが落っこちてこない)
本体重量がそこそこあるように見えるが、コンパクトタイプらしい。
一番小さくすれば確かに割と小さいので、持ち運びは苦労しないのかな?
部屋の外に出す時は掃除の時だけだけど。
アルミニウム製で耐久度はしっかりある。
積載量も5.0kgまで対応するので、結構幅広く支えられるだろう。
高さも低めから高めに設定できるが、部屋の物撮りなら一番低くて問題なし。
人を撮影するとかなら、2mを越える高さにできるのはいいかもな。
因みにライトスタンドの内部機構は3つのタイプに分かれる。
簡単に解説すると…。
パイプの中が空洞で何も入ってない。
レバーを緩めると上のパイプが自重で落下するので、支えながら緩めないと危険。
そのかわり最も故障が少なく、パーツも単純なので安価。
パイプの内部にスプリングが仕込まれている。
緩めた時のパイプ落下が、スプリングで緩和されるので危険性が減る。
バネのかわりにエアーでパイプ落下を押さえる方式
最もケガする危険性が少ないが、故障しやすく高価。
ただ故障しやすいと言っても、あくまで何もなしと比べた場合だからね
このスタンドはエアー式なので、パイプはゆっくり降りてくる。
スタンドを積んだままでも落下速度が遅いので、びっくりすることも少ないかな。
ただ俺は一番下の高さで使うので、ぶっちゃけほとんど関係ない。
脚部分は3点で支える。
開く角度はこれまた調節可能。
スタンドが自力で立てる状態だと、1辺約50cm弱の正三角形。
これでも個人の部屋で使う分には結構場所をとる。
MAXまで足を広げると、1辺約75cmくらいにまで広がる。
屋外や広い室内なら安定したバランスがとりやすい。
この白いドットの中央にあるレバーで、足の角度の調整をしてね。
ライトを取り付ける
さっそくライトを取り付けよう。
ライトスタンドの頂上に取り付け用のでっぱり。
そしてライト側の取り付け口に合わせる。
つなげると接続部がこんな感じになる。
ライトの受け穴側をスタンドの突起側にぶち込んだ後、ツマミで締める。
ライトの重みに負けず、スタンドのがたつきはほとんど感じない。
因みにライトの重さはおよそ2kg。
当然ながら余裕で支えられ、中々丈夫な印象を受ける。
ただし必ず注意してほしい点がある。
ライト・ライトスタンドともに国産か海外製かを統一しよう。
混ぜて使うとお互いの規格が合わなくて合体不可になるよ。
・海外製…ライトが受け皿・ライトスタンドが突起でポール直径が16mm。
海外製なら大体どのメーカーでも規格は同じらしい。
なので海外製に統一しても、国までは一緒にしなくて問題ないよ。
実際にライトを固定して照らしてみよう!
後日セットした自作スタジオに合わせよう。
写真だとナナメ左下に映るが、俺が撮影するのはフィギュアの正面。
すると左斜め上からライトで光が降り注ぐようになる。
もちろん高さも確保できるし、手でライトを支える必要が無い。
よって撮影に集中できる上に、高さはそのままで微調整もやりやすい。
さらにさらにメインライトだけに飽き足らず、サブライトも使ったスタジオ。
より雰囲気が出るようになり、かなり立派なカメラマン気分にさせてくれる。
スタンドに取り付けたライトは、高さが固定されても横には軽い力で回転する。
ちょっと光の向きを変えたいときには地味に便利だ。
あとライトを使わないときも、基本的に積載しっぱなしにしている。
ちょこちょこ持ち上げることがあるが、全く落っこちる様子はない。
さすがアルミニウム製というべきか、頑丈さはかなりのモノだろう。
物撮りライトにはスタンドを使うことをお勧め
やはりある程度の高さからずっと固定できるのはすごく良いよ。
カメラの画面におさめた時に、被写体に降り注ぐ角度が理想に近い。
それが一番光の当たり方として自然だからね。
だから光源であるライトはある程度高所にないといけない。
高い位置に固定できるスタンドは、必ずあったほうが撮影はやりやすい。
今回使ったスタンドも、ちょっと重めのライトをがっちり支える堅牢さをもつ。
デスクに置くタイプや、机の天板をクランプで挟むならともかく…。
ライト本体しかない場合は、スタンドと組み合わせて物撮りを楽しもう!
今回はここまで。
やっぱり凝りだすと色々止まらなくなるね(笑)
どんどん物撮りに最適な環境が整っていくこの楽しさ!
光の当て方、ばっちりすぎる!