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仕事で割を食うようなタイプの人ほど現実では報われないことばかりで嫌

  • 2025年12月15日
  • 2025年12月15日
  • 考察

記事公開日:2018年5月10日
最終更新日:2025年12月15日

 

「なんで毎回、自分ばっかり損してる気がするんだろう?」。仕事でそう思う場面は、あなたも数えきれないほど直面してきたことがあるはず。こういうセリフ、吾輩自身も心の中でつぶやいたことが何度もある。


仕事を真面目にやってるだけなのに、なぜか割を食う役回りばかり回ってくる感じ、積もり積もるとかなりしんどい思いがその人の心の内側にどんどん溜まる。

今回は「仕事で割を食うタイプの人は、驚くほどボロボロに使い捨てられる」という話をテーマに、色々話したい。結局組織内では消耗品扱いになりやすいんだよね。

やってらんねえよこんなの。

 

仕事で割を食うとは

後で細かく話すけど今までの実体験から結論から言うと、仕事で割を食うタイプの人は、良いように使われて終わる可能性がかなり高いのが非常に悲しい現実

何かあっても文句を言わず、トラブルも飲み込み、場の空気を壊さない。こういう優しい人ほど「いて当たり前」として、段々そこに浸透していくのはあるある。

クタちゃん
頼りにはなるクテャけど。

 

吾輩は自分含めて、家族全員がどうもそのタイプに近いらしく、皆それぞれ雑に扱われた瞬間はいくつもあった。気づけば負担・責任だけが積み上がって、評価は据え置き。

まぁ我輩はまだマシな方だったが、両親や我が長男坊様は幾度となくそう言うことがあったようで、何度もその話を聞かされたことも…。マジで聞くたびにげんなりしてた。

悪目立ちしない=安全、と思いきや、実際は静かに消耗させられるルートに入ってることも多い。割を食うような働き方って、そういうリスクを常に抱える羽目になるよ。

なんでも受けちゃいけない。

 

どこでも起きる現象

割を食う人っていうのは、全てをひっくるめて”優しい人”にめちゃくちゃ起きやすい。相手からすれば利用できる格好の標的。

ここで言う優しいってのは、言葉遣いや物腰が丁寧に限らず、なんだかんだ頼めばやってくれる・助けてくれる人のことを指すよ。

周囲はこういうところに付け込み、良いように使うというのは職場だと本当にどこでも起きる、ありがち過ぎて無意識に普通な感じになってることが多い。

 

少し細かく分解すると、まず環境の問題として、組織は「文句を言わない人」に仕事を集める。だって面倒事でもやってくれるんだったら、その人にお願いしやすいしね。

加えて仕事ができるタイプも兼ねているのであれば、更に物量が集中するので属人化がどんどん進む。一人に頼りっきりの崩壊手前な部署が完成するのも簡単だ。

 

次に心理的な理由。割を食う人ほど「自分が我慢すればいい・自分が片付けられればそれでいい」と考えやすい。これが続くと、周囲は無意識に期待値を上げてきがち。

結果、本人だけがどんどんハードな依頼を延々と受けるという悲劇が…。こんなの続けてたら、いずれその人が精神的につぶれちゃうのは、誰が見ても明らかよね。

クロミちゃん
我慢の悪循環よネ…。

 

そんなところが理由として、社会人の職場には出来上がりやすい土壌が整っちゃう。どれだけ素晴らしいホワイト企業でも、完全に0っていうのはほぼ無いと思う。

逆に労働環境が黒目の企業であれば、この危険性は飛躍的にハネ上がる。そんなところに優しい仕事人が来ればもう、カモとネギで美味しい鍋ができるレベルだ。

 

下っ端で優しいは候補生

吾輩、最初に働き始めた会社は出版業界だったんだよ。一度目の異動で、経理→商品販売管理の部署に異動したのね。その時は、かなり割を食ってたと思う。

こういうのって同じ部署の人間同士で発生しやすいんだけど、吾輩の場合は別。むしろ他部署の人間相手に、かなり損な役回りばっかりしてたんだ。

 

自社の営業社員を補佐する、営業事務的なことをやってたんだが、相手はとにかくこちらの事情やスケジュールを一切勘案してくれない人たちだらけ。

もちろん味方してくれる営業の人もいたはいたが、体感8割くらいの営業は吾輩に無茶ぶりばかり押し付けてきたと思う。こっちは必死に全部対応してた。

 

例えば、ある商品の全体的な見積もりを提案したいから、その試算を出してくれと言われることがあった。ただし、製造単価が自社じゃワケあって計算できない。

だから関連会社に聞く必要があったんだけど、それもある程度時間がかかる。なのに、突然明日まで出せと詰め寄られたり。

こっちも事情を説明してるにもかかわらず、お前ならできるだろ的な圧を掛けられるし年次的にも吾輩が下なので、優しく対応せざるを得ないのがさ…。

アナゴン
下っ端の日常。

 

更にこの部署で初めて、お手製のチラシをデザインして作って営業に渡したこともあってさ。それをほめてもらえたのは良いのだが…。

また営業の人たちから、それぞれの提案先に対するバージョンを細かく作り分けてほしいだのなんだの…。そんな何十人分もやる時間無いって…。他の業務もあるのに。

みたいなことも、異動してから半年後は平気で横行するようになり、かなりげっそりした記憶がある。激しかった。

 

更に吾輩自身、性格的に頼まれると断れないことも悪い方向に手伝っちゃって、すごい勢いで業務量が増えたのも事実なんだよ。

あれはしんどい…。

 

両親はもっとひどかった

とはいえ、今考えると自分の実例はまだ正直可愛いもんだと思う。吾輩の両親が働いていた時代は、苛烈だったと何度も聞いた。

特に母が息子視点から見ても、本当に立場に見合わないレベルの仕事量や責任を抱えていてね。そのおかげで、会社員人生の最後でとんでもない後遺症が残っちゃって。

日頃のとんでもない職場環境、当時の吾輩らを育児しなきゃいけない母親業を数十年こなして母自身に残ったのが、非常に厄介な難病という凶悪さ。神様は残酷だ。

 

父は良い意味でも悪い意味でもスルースキルが高かったので、何とか定年まで勤めあげたものの…。やっぱり職場では、かなり割を食うことが多かったのも知ってる。

自分に関係ないミスも父のせいにされたり、そのおかげで当時の上司から意味不明な詰められ方をしたり…。時代もあったのかもしれないけど、本当にひどい。

 

だからこそ、吾輩は自分で会社員をやっていたという事実もあるが、会社員そのものに対して不信感は今でも非常に強い。

己もそうだし、両親もそんな目に遭わせられた会社という組織は、本当にどんなところであれ信用できない。やっぱり仕事で割を食うってのは、損ばっかり。

 

優しさをある程度捨てる

「自分ばっかり、なんでこんな損をしてる?」、と気づき始められるのは大事なこと。そこを知ったら、その時点で何らかの無理が起きている証拠だから。

こんな感じで、仕事上で割を食うような立ち回りをしちゃう人っていうのは、良いように使い捨てられやすい。本来であれば、優しい人は尊重されるべきなのに。

でも残念ながら、職場というのはその人が持つ優しさや我慢強さが、悪い方向に利用されちゃう。あまりプラス向きで可視化されるってことは無いんだよね。

優しいだけじゃダメだ。

 

なので何でもかんでも引き受けたり、相手の理想通りに全て対応しようとしちゃいけない。それを続けた人間が行きつく先は、自分が破壊され尽くした後の焼け野原だ。

もちろんだからと言って、やたらと喧嘩腰になる・自己主張を強めるというのスマートじゃない。危険そうな相手からは少しでも距離を取るなど、何か行動してみよう。

消耗を0にできなくとも、それが加速するスピード自体は抑えられるかもしれない。

ラガン
そこが難しいんだけどな!

 

今回はここまで。割を食う=損を引き受けることにつながる。だからこそ、落ち着いた職場環境を整えたいなら、優しさだけはNG。

というか、時に周囲へ振りまく優しさは、仕事上だと自分を傷つける刃物になりかねないので、バランスが良いところを見極めるのも仕事術の一つじゃないかな。

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