「自作したPCが突然再起動するんだけど!」
これ地味にめっちゃ困るよね。
何の前触れもなく一度電源おちちゃうから、何が何だかだし。
かくいう吾輩の自作PCも使い始めて1カ月ほどでこの症状が。
あれこれ試して、とりあえず解決はしたっぽいんだが…。
もしかして、電源ユニットへの電力供給不足になってない?
口の多いコンセントを使っているなら要チェックしたほうがいい。
突然再起動する自作PCちゃんに困った
パーツを自分で組み合わせて完成させる自作PC。
自由度が超高い分、トラブルシューティングも全て自己責任。
ゆえに何かしらの問題が結構頻発するものらしい。
まぁそりゃ、企業の完成品と比べりゃそうなるのも無理は無いが。
しかもトラブルといっても、作成者ごとの問題が全然違う。
ある人はパーツの初期不良だったり、配線が可動部に絡まってしまったり…。
組み合わせのパターンと同じく、トラブルのパターンも大量に出てくるもの。
出ちゃったら症状にもよるが、使いづらくなるので何とかするしかない。
その御多分に漏れず、吾輩の自作PCも稼働初期から問題がいくつも。
この中の一つで、”突然再起動がかかってしまう”問題についてだ。
PCを使い始めて2カ月くらい経ってからかな。
急にこうなるようになったのは。
なのでパーツの初期不良という線は考えづらい。
色々試した結果、予想だけど電力不足だったんじゃないか?
と思ったので、いっぱいコンセント口がついてる電源タップを疑ったよ。
今必要ない他のもののスイッチを切ったら、とりあえず突然再起動は無くなったよ。
タップを使っている方はちょっとそこを見てみてくれな。
電源タップをフルで使うと一つ当たりの電力供給が落ちる?
一般的な家庭のコンセントは1か所につき、15A×100V=1,500Wが使用可能。
仮に2口分接続できても、合計で1,500Wまでの模様。
恐らく大半の家庭ではそうなっているので、我が家も例外ではないはず。
吾輩の部屋にはコンセントが2か所×2口で、そのままだと4つの機械が接続可能だ。
そのうち1か所の1口に、さらに6個まで機器を接続できる電源タップを使ってるのね。
ここに今まで全て埋まってしまう勢いで、アダプタやらなんやらをつないでたのよ。
・PCモニター
・PCスピーカー
・iPad充電用アダプタ
・サーキュレータ―
・有線LANのハブ
上に挙げた中で一番電力を食うのは当然自作PC。
ワットチェッカーを使ったわけじゃないので、正確な数字はわからんが…。
電力計算をしてくれるサイトで確認したら、吾輩の構成だと約400Wほどかな。
回路の知識があるわけじゃないので、おそらくなんだけど…。
電源タップ入りのコンセントを全てONにした時、パソコンが電力不足に陥ってたのかも?
単純に計算すると、1500W÷6=250Wが一つにいきわたるはず。
仮にタップ個口へ均等に電力が振られたら、明らかにPC用は足らない。
実際は全部同じ電力が分配されるわけじゃないと思うが。
試しにフルで使わないようにしてみたら…
「じゃあ使っているコンセントの数を減らしたらどうなる?」
と思ったので、早速試してみた。
当然全部のコンセントを使うより、個数を絞ったほうが電力は供給されやすいはず。
少なくとも電源ユニットは、性能不足にならないものを選んでるし。
本当は大元のコンセントに直挿しが一番安定するんだけどね。
ただどうしても他の周辺機器が必要なので。電源タップは外せない。
さっきもお見せした、電源タップ収納ボックスの最上段に配置中。
この中にタップ本体と、つなぎたい機械のアダプタなどを突っ込んでるよ。
配線の量がなかなかな分、ボックスの中身は結構汚い。
というかボックスの天板にも、収まりきらない小物が鎮座しているがな。
どうしても有線LANハブが入らないんですよ。
おかげで外もなかなかひどい有様だが、今はどうしようもないのでスルー。
そしてこのうちの一つ、サーキュレーターのコンセント。
記事作成当時は冬だったので、殆ど出番なし。
一応いつでも使えるように、タップには挿していたけどこいつを取り払う。
単純に6個中6個使うのではなく、5個にしてみたよ。
これに加え念のためもう一つやることを。
実はPCのメモリを(あまり意味が無いのに)オーバークロックで運用中だったのね。
ただこれをやると、消費電力もそこそこ上がってしまう模様なので…。
一旦3,600mHz動作から、定格のAUTO(2,133mHz)まで落としてみる。
もちろん変更はBIOS(UEFI)へ行けば大丈夫。
マザボメーカーによって画面の見方が違うので注意。
吾輩の歯ASUSさんなので、青と黒がメインの画面だな。
まぁやることはメモリのオーバークロック設定とほぼ同じ手順。
Advancedモードへ移り、AI Tweaakerのタグを選択。
Memory Frequencyというメニューがあり、さらにそこをクリック。
するとメモリの周波数動作や、オーバークロックのタイミング設定などを行える。
吾輩はPC完成時に、一度オーバークロックにしたのでそれを元に戻す。
普通に周波数の項目を3,600mHzから、AUTO(2,133mHz)に戻しただけ。
いわゆる定格運用だね。
あとは設定を保存して、普通にWindowsを立ち上げ。
コンセント+メモリの定格運用で落ち着いた模様
この対策を練る前は、起動して5分くらい経った後に突然再起動。
一度したあとは普通に使えるんだけど…。
シャットダウン後に一日置いて起動したら、体感8割くらいで発生中。
急に画面が真っ暗になるし、電源がパッと落ちてしまうのがよろしくない。
パソコンに余計な負荷がかかっちゃうからね。
純粋に不便だし。
それでさっきの対策を施した後は、今のところ突然再起動は無し。
電源タップ伝いにPCの電源ユニットへ供給される電力量は増えた。
さらにメモリのオーバークロックをやめることにより、消費電力も少し減らした。
このおかげからか、前みたいな症状は起きなくなった模様。
ひとまずこれで?、安心していいのかな。
と考えると、やっぱり原因はPCへの給電不足だったのかなぁと思う。
正直なところはっきりとわかったわけじゃないけど。
不足するかどうか瀬戸際の状態で、ぎりぎりだったのかもしれない。
だから最初の5分は何事もなく、途中で必要な分が唐突に足らなくなったのか?
そしたら最初から起動ボタンを押しても、ちゃんと動かないような気もするが…。
あとはメモリの消費電力を下げたんだけど、そこまで影響デカいかなぁ?
基本的にPCパーツって、GPUが一番消費電力を食うパーツなんだよ。
メモリは調べたところ、もともと消費電力自体は少ない。
モバイル向けの省エネCPU並みの少なさなので、これは意味あったかな…。
まぁ無いわけじゃないけど、ここはほぼ影響無しなはず。
とりあえず困ったら大元のコンセントに挿すがよい
解決したけど、バシッとこれ!みたいにわかったわけじゃない。
ちょっと歯切れが悪くてすまんが、今回はの原因は多口の電源タップだったんだろう。
それも全てをフル稼働させるようにしてたから、電力供給が不安定だったのかも。
まぁいくらコンセントの差し込み口を増やしても。流せる電力の合計は変わらないからね。
電源の初期不良だとわかるなら、そこだけ交換すればいい。
ただ吾輩のパターンみたく、その線以外を考えると何とも言えぬ。
いずれにせよ、タコ足配線気味なのはなんにでも悪いんだけどな!
特に多くのデバイス使いは気を付けたいぜ。
それが原因で火災が起きたらシャレにならんし。
今回はここまで。
しかし突然電源が落ちると、精神衛生上不安になるよね…。
これ、PCユーザーならめっちゃ共感するはず。
大事なデータが吹っ飛ぶ恐れもあるし…。
うわ、突然電源が落ちたぁぁぁ!