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抱き枕カバーが高いのはなぜなの? コレクターの懐を喰う理由を考えてみる

「抱き枕カバー一本1万円以上…高すぎない!?」

初めてほしくなった時、値段をみるとOh…となるのはよくあること。

つか俺も最初の一枚を買うときは、値段でかなり悩んだんだよなぁ~。

 

今回は抱き枕カバーの道に入る人にお伝えしたい。

基本的なカバーと言えど、なんであんなに高いのか?

単にオタク全体から見る需要が少ないのと、作成に手間がかかるから。

カバーにはまるとかなり(財布的に)修羅の道になるよ。

コレクターになるならちょっとした覚悟がいるかも。

 

抱き枕カバーがなぜ高いのかはある意味必然である

二次元コンテンツ関連のグッズ。

缶バッジやタペストリーなど、数えきれないほど売られているよね。

グッズを集めたくなるのはまさしくオタクである証拠といえるわ。

持ってる持ってないにかかわらず、集めたくなったことはあると思う。

 

そんなグッズでも、値段が高いのから安いのまで様々だ。

安い奴なら新品でも数百円。

高いものだと下手すりゃ数十万円とかたま~に出てくる。

よく見かける高級価格帯だと1~5万円の間かな。

 

その高級グッズの中の一つである”抱き枕カバー”

これ自体も品質によって、値段のランクはいろいろあるんだけど。

一番カバーで種類が多いのは、間違いなく1本1万円クラスだ。

大手ショップ、同人サークル製だと大体ここら辺の値段だな。

 

正直グッズとしては中々手を出しづらい金額。

魅力的ではあるが、グッズの特性等も含めて手を出す人は多くない。

それゆえ新品の値段がどうしても安くなりにくいのだ。

一部の限られた需要向け+製造コストが非常にかかっちゃう。

だから消費者に販売されるとき、そこが値段に反映されちゃうのよ。

カバーはそういうものだと思っておいてもらえれば。

 

需要と供給 抱き枕カバーは少々バランスが悪い

世の中の製品には、必ず世間の需要と供給がある。

簡単に言うと、両者のバランスが取れていると値段はそこそこに落ち着く。

逆にどっちかに傾いていると、極端に値上がり・値崩れを起こすよね。

カバーの場合だと、需要に対する供給がぶっちゃけ少ない。

さらに言えば全体から見た需要自体も小さい。

この2点が合わさると、どうしても一枚当たりの単価が高くなるのは必然。

 

オタクたちの中でも、欲しがるグッズの種類って結構違うじゃない?

マンガをたくさん揃えたい人、缶バッジを並べたい人、タペをつるしたい人…etc。

同じオタクでもその人が重点を置くところって、千差万別だ。

もちろん今回の抱き枕カバーだって同じこと。

 

魅力を感じる人もいれば、オタクでもさすがにちょっと…という人もいる。

カバーについては色々抵抗感を感じるグッズ故、後者のほうが多いかもな。

それが需要の総数の少なさに紐づいているだろう。

アナゴン
世のオタクたちもカバーだけは手を出さない派閥がいるとかなんとか。

 

とすると、そもそもの話欲しいと思う人自体が全体的に少ない。

まずここで需要が少ないという事実が生まれるよな。

欲しい人が少ないなら、同じ製品を大量に作ることはしないよね。

だって売る側としては、在庫を余らせるのが一番いやだから。

さらに少量しか作らないならば、製造コストがどうしても高くつきやすい。

大量生産しないからさ。

 

だからカバーが作られても、少量しか出回らないのもうなずける。

とすると、数が少ない=希少性が上がるので価値も増大化。

実際の値段に反映された結果、一本一万円以上が普通なんだよ。

美少女抱き枕カバーが、今よりもっと市民権を得ないと安くはならないだろうね。

だがあのグッズ、集めてる俺も思うが世間に受け入れられるとは全く思えない。

 

Amazonで値段を見ればわかりやすい

例えばの話をしよう。

あなたも通販サイトを一度でも使ったことがあるはず。

ここではAmazonを例にしてみるが、他の通販サイトでも同様だ。

 

サイトにはたくさんの商品がページを埋め尽くしているよね。

一度商品を選択すれば、さらにそれについての細かい情報が入ってくる。

そして最終的には買うための代金もわかる仕様。

低下のものもあれば、それ以上・それ以下で売られている商品もあるはず。

特に定価以上の商品だとイメージしやすいかな。

 

通常時は定価でも、品薄が続くと値段が跳ね上がるよね。

正直転売は許せないのだがそれは置いておくとして。

需要=ほしい人が増えるが、供給=製品が足らないと起きる現象。

明らかに高い金を出しても欲しい人がいる場合、値段は吊り上がる。

転売価格になっても悲しいことに、一定数は売れちゃうのが現状だ。

ダッフィー
モノが無くても欲しい人が増えるほど高い値段で買わざるを得ない。

 

これをカバーに当てはめるとどうかな。

特に今から2~3年前のカバーだとそういう傾向が強い。

覗くと大体転売価格っぽく跳ね上がってるから。

ちょっと前の製品でもこういうことが平気で起きる。

 

新製品だったとしても、ニッチな需要しか見込まない。

需要は一定数あるがその規模が小さく、製作元は在庫を抱えたくない。

正直なところ、たくさん生産しても売り切れる可能性がイマイチなんだよね。

さらに同じものを作るなら、少数より大量のほうがかかる費用は増大するし。

なるべく高い品質を維持するとなると作る手間は増えるばかり。

それらを考えると、売る意味を持たせる金額のラインがどうしても1万円を超えるのだ。

 

高いものもあれば安いものもあるけど…

とは言いつつ、カバーはすべての値段が高いわけじゃない。

使われる素材によって、値段に開きが出てくるのよ。

安いものだと一本3,000~4,000円くらいで買えちゃうかな。

何かの付録で付くタイプのカバーだとそういうのが多いかも。

 

ただし、クオリティは値段相応になる。

安いなりの理由があってさ。

ものによっては目でわかる印刷の出来が違う。

色が不自然だったり、なんかイラストが粗かったり。

遠目から見るとそうでもないが、近くによるとわかりやすい。

 

あとは実際に手で触るとはっきりする。

安いやつはなんというか、布地も粗っぽい。

何も知らずに触ると「ああ、こんなもんか」と思う。

しかし1万円以上のちゃんとしたやつを触った後だと…。

「なにこれ、全然すべすべ感が無いじゃないの!」

と感じるはず。

コール
やっぱり気持ちいい感触を味わえないとね~。

 

俺も最初に手に入れた抱き枕カバーは、雑誌の付録のやつ。

あんまり金額は覚えてないけど、確か付録込みで2,000円くらいだったか?

“ロウきゅーぶ!”というアニメのやつ。

 

買った当時は

「ふおおおお、これが抱き枕カバーか…!」

と大盛り上がりしてたのね。

 

それからだいぶ経って、改めて抱き枕カバーを購入した。

珈琲貴族せんせーの抱き枕カバーを。

ここで初めて1本1万円台のものを手に入れたのよ。

触ってみたらやっぱり衝撃が違った。

「この滑らかすぎる手触りは前のあれと較にならない」

近くで見てもイラストの美麗さはやっぱり歴然。

触った感触についてはもう何も言えず。

 

これはもう実物を手に入れて触るしかつかめない。

安いのと高いのを用意して、その感触の違いを確かめてもらいたい。

そのうえで高い抱き枕カバーを集めるかどうするか?

集めたとしてもどこまでと折り合いをつけるか?

じっくり考えてくれれば。

 

何せカバーって、少量しか作らないから基本受注なのよ。

その期間を逃すと、あとはオークション等で手に入れるしかない。

大体プレミアがつきやすいものだから、さらに高くつくことも。

そのくせ種類はすげえ多いし探すのが骨だ。

一本一本は高いし、財布と要相談しないつかなりしんどい。

だからどのサイトだけ、あるいはどの絵師のものを手に入れるか…。

集めるとしたらここはしっかり線引きしておいたほうがおすすめ。

ジェラトーニ
お金持ちだったらなぁとOmochi君が悔しがってるね(ニヤニヤ)

 

俺なら基本はいつも使っているグッズ店舗通販のみ。

そこ以外からはよっぽどの理由がない限り、使わないようにしているよ。

あと見ると欲しくなるから、意図的に見ないのも効果あり。

使えるお金は普通の人と同じく、限りがある。

そんな考えもなしに、一度に10本とか買えるわけない。

それに抱き枕カバーだけにお金を使うわけでもないし…。

 

抱き枕カバーは商品の性質上値段は高いものと心得よ

そんな理由があって、抱き枕カバーはデフォルトで高い。

そもそもの需要と供給が狭い範囲で成り立っているグッズ。

総数が少ないので、こればかりは俺らではどうしようもない。

ゆえにこの世界へ踏み込むなら、高いのが普通という認識を持つべき。

 

まぁ買えばその絵師さん・サークルの応援にもなるし。

お気に入りのイラストが描かれた美少女のカバー。

手に入れたときの満足度は中々高い。

だから「これすごくいい!」と思ったら、ぜひ購入してみよう。

作る側としてもすごくうれしいはずだからな。

 

今回はここまで。

カバーに限らず、単価が高い傾向にあるものって色々あるよね。

ある意味あれも一種のブランドものっぽいような気がする。

 

新品のカバー値下げしてほしい(血涙)